カードゲームや卓上ゲームには、カードに描かれたキャラクターの体力やステータスがゲームの進行と共に変わるといったギミックが盛り込まれているものがありますが、絵柄を変えるわけにはいかないのでチップなどの小物や点数表でカードの状態を記録する必要があります。電子ペーパーとメモリーチップを搭載し、絵柄を簡単に変えられることで対戦カードゲームに革命をもたらす可能性を秘めた「Wyldcard」を、ソフトウェア開発者のJonah Stiennon氏が公開しました。
Introducing Wyldcard — Wyldcard
https://www.wyldcard.io/blog/introducing-wyldcard
Wyldcardの絵柄が変わる様子は、以下のムービーから見ることができます。
Wyldcard in Action – YouTube
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「Wyldcard」は、KindleのようなE-inkを搭載したプラスチック製のカードです。
台座にセットすることで絵柄を変えることができます。
絵柄の変更に要した時間は2~3秒ほど。
台座から外しても変わった絵柄はそのままです。カードにはメモリーチップも搭載されており、ステータスの変更を保持することができるので、対戦カードゲームに活用することもできます。
Stiennon氏はこのアイデアを2014年に思いつき、それ以来新しいプログラミング言語を習得したり、回路基板の設計方法を勉強したり、CADスキルを身につけて3Dプリンターによる樹脂成型をしたりと、「Wyldcard」の実現に多くの努力を費やしてきました。
まだ「Wyldcard」を活用した具体的なゲームは作っていないので、「Wyldcard」で遊んでみたいという人や、ゲームデザインに興味があるという人は、Stiennon氏のメールアドレスである「[email protected]」に連絡をして欲しいとのことでした。
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