みなさんにとっての「ふるさとの味」は何だろうか。福岡県宗像市出身の記者はズバリ “英ちゃんうどん”一択!!
同じく福岡県のうどん店、資さんうどんや東筑軒、やりうどんや因幡うどん等もモチロン大大大好きだが、宗像市民たるもの英ちゃんうどんは別枠なのだ。
そんな英ちゃんうどんがオンラインにて入手できるようになったため、即購入。宗像市民ならではの食べ方を伝授しちゃろう!
・福岡グルメの通販サイトで購入できるぞ
定期的に「英ちゃんうどん食べたいな~」と思ってしまう、宗像市出身の記者。県外で暮らす宗像っ子は、この気持ちをわかってくれるに違いない。
それくらい “そこにあって当たり前” の味なのだ。国道3号線沿いにあり、下りであれば本店に、上りは村山田店に行くのが宗像っ子というものだ。
こぞって福岡のうどん店がオンライン販売をはじめた際も、英ちゃんうどんがその流れに参戦することはなかった。寂しい気持ちになりつつも、帰省した時の楽しみのひとつにもなっていたのだ。
それがなんということだろう。いつの間にやら、福岡グルメの通販サイトにて買えるようになっているではないか! わーーーーい!!!!
ラインアップにある「英ちゃんうどん3袋セット(2160円+送料)」……も良いのだが、ここは敢えて「英ちゃんうどん2袋+羅臼昆布セット(3240円+送料)」をポチるべし。理由は以下で説明しよう。
・英ちゃんうどんの卓上には昆布が置いてある
英ちゃんうどんと言えば、福岡特有の柔らかいうどんと昆布出汁が特徴だ。中でも出汁へのこだわりが強く、オンラインで販売している羅臼昆布をたっぷり使っているという。
そして店舗で食べる際は、恐らく出汁を取るために使ったであろう昆布を煮つけたものが各テーブルに置いてある。(※コロナウイルス感染拡大を受け、2022年現在の状況は不明)
足しげく英ちゃんうどんに通う人はシンプルな、なんならかけうどんを注文して卓上のネギと天かす、そして昆布をワサッと入れるのがお決まりだ。少なくとも記者の周りの人たちはそうしていた。
出汁を取った後にもかかわらず、なおジュワっとした美味しさを有する昆布の煮つけが、うどんをさらなる高みへと導いてくれる。昆布サマサマである。
あの味を再現すべく、今回はオンライン販売で昆布付を購入し、煮つけを作ってうどんに入れるという算段だ。
・自作の昆布の煮つけでソレっぽく
ということで、出汁を取り昆布を引き上げる。細切りした昆布に、酒・しょう油・砂糖・みりん(1対2対1対1くらいか)で適当に味を付ける。
うどんを茹で、添付されていた出汁をお湯で溶かし、茹で上がったうどんをドボン。
ネギと天かすと、そして昆布を盛り付ければあっという間に英ちゃんうどんの完成だ。出汁の香りがもう英ちゃんうどんそのもので、食べる前から胸いっぱいだ。
思わずしばらく眺めてしまったが、いざ実食!! 麺を持ち上げた際のヌルっと感、そして口に入れた時のニュルっとさ。美味しい……!
このフニャフニャ過ぎず、でも柔らかい麺が良いのよ。大人になればなるほど、福岡のうどん麺の良さが分かってくる気がするな。
そして言わずもがな、滋味たっぷりの出汁も最高だ。また手前味噌だが、自分で味付けした昆布の煮つけが良い働きをしている!
上記の通り、出汁にさらに旨味成分がプラスされ、味が濃く深くなるのだ。店舗で食べるものとまではいかずとも、限りなく店の一杯に近づいている……気がした。
あれやそれやと、たった一杯の椀の中に色々な方向の味がありながら、最終的には出汁パワーでまとまり “これがうどんばい!” となるところが英ちゃんうどんっぽい。
オンライン販売で入手した商品でありながら、あたかも店にいるかのような再現度。これは英ちゃんうどんファンはもちろん、はじめて食べる人もハッとさせられること必至だ。
英ちゃんうどんに行ったことがない人はナンノコッチャかもしれないが、取りあえず食べてみてほしい。できれば、昆布の煮つけアリを試してみらんね!
参考リンク:まん福モール「英ちゃんうどん」
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.