Metaの画像生成試してみた。けどGoogle Geminiとかと大差なく…

結局、使う人次第よねと。

Metaが開発者向けカンファレンス「Meta Connect 2024」を開催し、AIに関してもいろんなアップデートを発表しました。米GizmodoのFlorence Ion記者が、MetaのAIアシスタント「Meta AI」を使った画像生成にハンズオンしていますが…以下どうぞ。


近頃は生成AIがどこにでも浸透してしまいました。もはや何らかのAI機能を掲げたアプリやWebサイトに行くことで使えるってものではなくて、皆さんが日々使っているSNSやメッセージアプリにどんどん入り込んできます

私はMeta Connect会場のSamsung Galaxy S22を使ったデモで、生成AIモデル「Llama 3.2」での画像生成を試してきました。Llama 3.2は、MetaのAIモデルとしては初めて、画像もテキストも理解できるようになったバージョンです。

でも実際試した感触では、Llama 3.2ならGoogle(グーグル)のGeminiにできなかったことができる、というものではないようです。というか、Geminiを使ったときと同じように行き詰まってしまい、結局自分はこの、AIに何か依頼するときの、いわゆるプロンプトってのがわかってないんだと反省させられます。上の画像はこのデモで作ったもので、これ自体悪いとは思いませんが、私が作りたかったものとは違いました。

思った通りの画像が生成されない

私が元々作りたかったのは、「ソニック・ザ・ヘッジホッグのキャラクターに扮した家族が宇宙を飛んでいる図」です。私はFacebook MessengerアプリでMeta AIに「ソニック・ザ・ヘッジホッグの別々のキャラクターになった3人家族を描いて」と頼みました。ハロウィンの準備を意識してたんです。

それに対しAIが返してきたのは、お母さんとお父さん、小さな子供、という典型的な核家族の像で、全員がソニックキャラのコスチュームを着ていました。画像の中の「お母さん」はナックルズで、お父さんがソニック、子どもがテイルスです。子どもが男の子だったので、私はMeta AIに「真ん中の子どもの性別を変えて」と言いました。すると、なぜかもうひとり別の男の子が追加されてきました。

この時点で私はうんざりしてきたので、アプローチを変えてみました。Meta AIに、画像の背景を「宇宙テーマ」風の何かにしてと頼んでみると、その通りになりました。それで私が「飛んでいるように変えて」と言って、できたのが上の画像です。結局、ソニックの格好をした男性ひとりに、子どもが3人という図になっていました。

というわけで、意図した通りの画像はできませんでした。多分もっと細かく指定すべきだったのでしょうけど、きっと誰でもこんな感じになると思います。Meta AIがもっと使われていけば、私のInstagramのフィードには似たような画像がどんどん流れてくるんでしょうね…。