「エリエール」ブランドの大人用紙おむつ「アテント」を展開する大王製紙株式会社は、“介護をする人も、介護を受ける人も、どちらも朝まで安心して眠れるように”という想いのもと、「一緒に、いい朝をむかえよう。」プロジ本プロジェクト始動にあたり、介護をする人(以下、介護者)、介護を受ける人(以下、被介護者)を含む913名を対象に「睡眠と介護」に関する調査を実施。調査では、在宅介護における睡眠不足の深刻さや、睡眠不足によってそれぞれの気持ちや関係性に影響が出ていることが明らかになった。
■「一緒に、いい朝をむかえよう。」プロジェクト発足の背景
「アテント」は、吸収回数の多い高機能パッドで夜間の紙おむつ交換をできるだけ減らし、介護者・被介護者、どちらの睡眠も妨げずに安心して過ごしてもらうことを目指して、2000年に「夜1枚安心パッド」を発売。その後、「夜1枚安心パンツ」も展開し、多様なラインナップで夜間の介護の睡眠課題に取り組んできた。その中で、夜間のおむつ交換は、介護者・被介護者双方の精神的・肉体的負担となり、生活の質に影響することが分かっている。
そこで、介護者・被介護者のどちらも安心して朝までぐっすり眠り、すっきりとした朝を迎えてもらうことを目指し、「一緒に、いい朝をむかえよう。」プロジェクトを始動する。
今回実施した「睡眠と介護」に関する調査で、在宅介護における睡眠不足の深刻さや、睡眠不足によってそれぞれの気持ちや関係性に影響が出ていることが明らかになった。今回の結果と、これまで向き合ってきた夜間の介護の睡眠課題を踏まえて、「アテント」は双方の睡眠の質向上に着目した夜用の商品を新たに展開し、「夜1枚安心シリーズ」のラインナップを拡充する。
※1 細切れ睡眠:睡眠中に途中で起きてしまい、連続した睡眠がとれていない状態のこと
ー「睡眠と介護」に関する調査結果ー
<調査トピックス>
1. 生活の質の向上にむけて重要だと思うことに対して、最も多いのは「睡眠」という結果に
2. 介護者・被介護者ともに約半数が睡眠中に2回以上起きる「細切れ(こまぎれ)睡眠」状態であることが判明
約7割が「介護が原因で1回以上起きている」ことが明らかに
3. 介護者が睡眠不足に陥る原因の4割弱が「モレ確認」と「紙おむつの交換」
4. 介護者・被介護者の約8割が細切れ睡眠による「睡眠不足」でストレスを感じているという結果に
「睡眠不足によるストレス」がお互いの関係悪化にも大きく影響していることが判明
5. 介護者・被介護者の約8割が「日頃から相手に伝えきれていない感謝の気持ちがある」と回答
睡眠不足の改善が関係性好循環のカギに?
■調査結果
1. 生活の質の向上にむけて重要だと思うことに対して、最も多いのは「睡眠」という結果に。
介護者400名、被介護者313名、介護をしない一般層200名の計913名に調査を実施。自身の生活の質の向上に向けて重要だと思うことの質問で、全ての層で1位を獲得したのは「睡眠」だった。生活の質の向上には、「睡眠」が大事であると考えている人が多い様子がうかがえる。
2. 介護者・被介護者ともに約半数が睡眠中に2回以上起きる「細切れ睡眠」状態であることが判明。また、約7割が「介護が原因で1回以上起きている」ことが明らかに。
睡眠中に2回以上起きる人の割合は介護者で47.5%、被介護者で54.3%という結果になった。一般層の35.5%と比較して介護者が1.3倍、被介護者は1.5倍と、その差は大きく開いている。
さらに、寝ている間に2回以上起きている人のうち、介護者の66.3%、被介護者の65.9%、介護者・被介護者平均で66.1%と、約7割の人が「介護が原因で1回以上起きている」ことも明らかになり、「細切れ睡眠」状態(連続した睡眠が取れていない状態)になってしまっているようだ。多くの人が生活の質の向上のために「睡眠」が重要と回答する一方で、「細切れ睡眠」が多い現状は、大きな課題だ。
3. 介護者が睡眠不足に陥る原因の4割弱が「モレ確認」と「紙おむつの交換」
介護者に介護に関する睡眠不足の原因を聞いた質問では、「モレの確認と紙おむつの交換」が36.5%で2位にランクイン。こうした原因は従来の紙おむつではケアしきれておらず、3人に1人が夜間に対応していることが分かった。介護者にとって、紙おむつを使用していても、被介護者の夜間のモレ確認などで起きてしまうことで睡眠の質が落ちていることが想定される。
4. 介護者・被介護者の約8割が細切れ睡眠による「睡眠不足」でストレスを感じているという結果に。
お互いの関係悪化にも大きく影響していることが判明。
睡眠不足と感じている介護者と被介護者のうち、介護者の77.3%、被介護者の77.5%が「睡眠不足によって在宅介護でのストレスが増加していると感じる」と回答。ストレスの原因が睡眠不足と考えている方が8割にも迫ることが分かった。
さらに、睡眠不足が原因となって「お互いのやり取りや関係にマイナスな影響を与えている」と答えた人は、介護者で78.8%、被介護者で77.5%となりました。多くの人が重要であると考えている睡眠が十分にとれないことは、お互いの関係性悪化につながり、介護者・被介護者の日々のコミュニケーションにも影響を与えている様子がうかがえる。
5. 介護者・被介護者の約8割が「日頃から相手に伝えきれていない感謝の気持ちがある」と回答。
睡眠不足の改善が関係性好循環のカギに?
睡眠不足によってお互いにストレスを抱え、関係性にマイナスの影響を与えているという現状もあるなかで、介護者の70.0%、被介護者の82.7%が、日頃から相手に対して伝えきれていない感謝の気持ちがあることも分かった。
ここまでの調査結果から、ストレスや関係性悪化の元となる介護における睡眠不足を解消することは、介護者・被介護者ともにストレスの軽減に繋がり、日頃伝えたくても伝えられていない相手への“感謝の気持ち”が伝えやすい環境が生まれると考えられる。お互いの関係性が良い方向に進んでいくためにも、睡眠不足を改善することが重要だ。
そこで「アテント」は、双方がより良い睡眠をとり、心身ともに健康で「いい朝」を迎えていただけるように、ニーズに合わせた夜用の商品を展開し、介護者・被介護者に寄り添っていく構えだ。
<「睡眠と介護」に関する調査 概要>
調査対象:介護者 400名、被介護者 313名、介護をしない一般層 200名 計913名
調査期間:2024年7月24日(水)~7月26日(金)
調査方法:インターネット調査
調査実施者:大王製紙株式会社
■アテント夜用商品『夜1枚安心シリーズ』 を発売
今回の結果を受けて、夜間の介護の睡眠課題に向き合う「アテント」では、介護者・被介護者の睡眠の質向上を目指す「夜1枚安心シリーズ」のリニューアル商品を含む新商品として、「アテント 夜1枚安心パンツ」(3商品)と「アテント 夜1枚安心パッドのためのうす型テープ式」(1商品)を2024年10月21日(月)から全国発売する。
<パンツタイプ>
・『アテント 夜1枚安心パンツ パッドなしでずっと快適』は、安心の吸収量で、さまざまなモレに強い“安心夜用タイプ”。
・「アテント」紙パンツ史上最高の吸収量※21200cc・約 8 回吸収※3でモレを防ぐ。
・『アテント 夜1枚安心パンツ はき心地すっきり』 は、うす型でありながら、睡眠時に最も経験している※4 脚まわりからのモレに強い“快適夜用タイプ”。Wブロックギャザーで脚まわりモレを防ぐ。
・『アテント 夜1枚安心パンツ 脚まわりロング丈』 は、“快適夜用タイプ”。
『アテント 夜1枚安心パンツ はき心地すっきり』よりも+8.5 ㎝のロング丈で脚まわりモレを防ぐ。
<テープタイプ>
『アテント 夜1枚安心パッドのためのうす型テープ式』 は、現行品「アテント 夜1枚安心パッド」がぴったりフィットする
「パッドぴったりポケット&ギャザー」が特長の夜用のテープタイプの紙おむつ。
また、紙おむつ全面に貼付可能な専用のフックテープ「どこでもピタっと!だれでも※5フィットテープ」を採用し、
紙おむつとおしりにスキマをつくらずしっかり固定する。
また、介護をする方が購入時にサイズ選びで迷わないよう、S~Lサイズ対応のワンサイズで用意している。
※2 同社調べ 国内の大人用紙パンツ(2024年5月時点)
※3 1回の排尿量150mlとして同社測定方法による
※4 同社調べ(2023年11月実施 n=240)
※5 S~L対応のワンサイズ(ヒップサイズ65~125㎝)
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