Apple Vision Proユーザーはお金もち? アプリがブランドから登場

フランスの高級ブランド、バレンシアガと、ドイツの高級スーツケースメーカー、リモワがAppleのVRヘッドセットVision Pro向けのアプリをリリースしたことがわかりました。まだまだユーザー数もアプリ数も少ないVision Proプラットフォームにおいて、ファッション業界が参入するのは早い気もしますが…。

3D再現されるラグジュアリーアイテム

バレンシアガのアプリでは、今年5月に開催された2025スプリングコレクションのショーを3Dで振り返ることができます。インタラクティブなルックブックコンテンツもあります。アプリ説明に「ファーストフェーズ」とあることから、今後さらなるショーの展開やコンテンツが拡大する可能性大。

リモワのアプリでは、リモワのスーツケースをヴァーチャル世界で3D再現。没入感あふれる画像で細部までチェック、旅行のバディとしてじっくり検討することができます。

欲しいのはコレじゃない感

スマホのケースあたりから、ラグジュアリブランドのガジェットアイテム参入は急加速してきました。ケースやカバーだけでなく、ヴァーチャル世界での活動も活発化させるブランドがでてきており、例えば、グッチはRobloxにて「GUCCI TOWN」というデジタルスペースを運営しています。グッチとバレンシアガはどちらも同じケリング傘下なので、デジタル世界に前向きな方針なのかな。

しかし、Vision Proの実際のユーザーからしたら、アプリ増えるならコレじゃない感はありそう。アプリ増えるなら、映画やゲームのエンタメ系かビジネスタスク系が1番よろこばれるでしょう。

現時点でファッションの世界を体験するというVRアプリは、べつにあってもなくても…。え?そこ?というか…。スーツケースも3Dでじっくり観察する人は、結局実物見に行くだろうし…。バーチャル試着ができるならまだしも、ヘッドセットって自分が見るバーチャル世界であって、基本、自分を見る画はないし…。正直、戸惑う!

バレンシアガもリモアもラグジュアリブランドだけに、Vision Proという高額端末を所持するユーザーはお得意様、あるいはアプローチしたい層なのかも。

Source: MacRumors

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