Apple(アップル)による開発者向け発表会「WWDC24」が今年も開催され、多くの発表がありました。
iOS 18を始め、iPadOS 18、macOS Sequoiaといった新しいOSの発表、そしてAppleの人工知能である「Apple Intelligence」も登場しました! そんななか発表会の冒頭で語られていたのが、Appleの動画配信サービスであるApple TV+について。
ティム・クックCEOが「オリジナルコンテンツの満足度が高いですよ」なんて言いつつ、新作をサクッと紹介していたんですが、映画やドラマ好きならスルーできないくらい豪華なラインナップが登場するのです。
そんなわけで、WWDC24で発表されたApple TV+の豪華すぎるオリジナルコンテンツを紹介していきます。
マット・デイモン主演のクライムアクション
マット・デイモンとケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟)が主演、そしてマットの親友でもあるベン・アフレックが脚本とプロデューサーという仲良しチームによる新作映画『The Instigators(原題)』です。
強盗に失敗した泥棒2人が精神科医の助けを得ながら逃亡するという、バディもののクライムアクション作品。警察と犯罪組織に追われる逃亡劇と2人のタッグプレイがどんなものになるか楽しみです。
ブラピ×クルーニーで期待膨らむアクション作
ブラッド・ピットとジョージ・クルーニーのダブル主演作『Wolfs(原題)』。監督はMCUの『スパイダーマン:ホームカミング』シリーズのジョン・ワッツ。
犯罪の隠蔽を行なうフィクサー(ジョージ・クルーニー)が事情によりもう1人のフィクサー(ブラット・ピット)と手を組まざるを得ない状況になる、というこちらもバディもののアクション・コメディ作品のようです。
ブラッド・ピットとジョージ・クルーニーの悪巧みなんてもう『オーシャンズ・イレブン』シリーズが真っ先に浮かびますし、それを狙っている部分もあると思いますが、無条件で期待してしまいます。
スカーレット・ヨハンソンでアポロ計画の裏側を描く
スカーレット・ヨハンソンと『マジック・マイク』シリーズでおなじみのチャニング・テイタム出演のヒューマンドラマ作品『Fly Me to the Moon(原題)』。
かの有名なNASAの月面着陸ミッションであるアポロ計画。その中でも、実際に月面に到達したアポロ11号の話を背景に描かれた作品です。打ち上げミッションの失敗を避けたい政府によって計画された月面着陸の捏造プロジェクトに加担する関係者の行く末を描く、アポロ捏造説を題材にしたコメディのようです。
先住民女性が失踪した妹を探す姿を描く人間ドラマ
マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされたリリー・グラッドストーン主演作『Fancy Dance(原題)』。
先住民の居留地で暮らす主人公が、姪と一緒に失踪した妹を探す姿を描くヒューマンドラマ。現代のアメリカを舞台に先住民女性として生きる複雑さを描きます。
自身も先住民であり、居留地で育ったアイデンティティを持つリリー・グラッドストーンがどのように主人公を演じるのかが気になります。
ジェイク・ギレンホール主演、名作ミステリー小説が原作のドラマシリーズ
ジェイク・ギレンホール主演、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのJ・J・エイブラムス製作総指揮によるドラマシリーズ『Presumed Innocent(原題)』。
過去に『推定無罪』のタイトルで映画化もされたスコット・トゥローによる同名小説を原作としたサスペンス・スリラーです。
主人公である検事が凄惨な殺人事件の担当となるが、一転して容疑者にされてしまうというストーリー。被害者との関係や家族とのつながり、事件の真相とスリリングな展開に巻き込まれていきます。
ナタリー・ポートマンが秘密を持つ女性を演じるドラマシリーズ
ナタリー・ポートマン主演によるサスペンス・スリラーのドラマシリーズ『Lady in the Lake(原題)』。
1960年代、過去に秘密を持つ主人公の女性はジャーナリストとして活動している最中にとある黒人女性と出会います。その出会いから始まり、殺人事件、事件の調査と起こる出来事につれて思いもよらない展開へと進んでいく、というストーリーです。
今回、Apple TV+の新作オリジナルコンテンツとして、ハリウッドの第一線で活躍する俳優陣やスタッフによる作品がたくさん発表されました。
ほかにも、日本を舞台に西島秀俊が出演する作品、ハリソン・フォードが出演するドラマ『シュリンキング 悩めるセラピスト』や人気ドラマシリーズ『セヴェランス』の新シーズンなど公開予定の作品が盛り沢山です。
この豪華なラインナップには単純に期待が膨らみますし、Appleが映像コンテンツに一層力を入れていることが直感的にわかるほどのインパクトがあります。昨年も『キラーオブ・ザ・フラワームーン』や『ナポレオン』などの大作が公開されたApple TV+ですが、さらにすごいプラットフォームに進化していく予感を感じます。