こちら、PCのひとつの可能性です。
ギズでも度々取り上げてきた、ブロックみたいに分解してパーツを交換できるPC「Framework Laptop 16」。
各パーツがモジュール化されていて、自分好みの構成やパーツ、ポートを選んで追加できる! と自作PC界隈が生唾飲み込むレベルのプロダクト。僕らも興味津々だったのですが、Computex 2024でついに実機を触ることができました。
パタパタと一瞬で。素手で交換できるギミックがすごい
この「Framework Laptop 16」、何がすごかったかというと、想像の100倍くらい簡単に分解できたところ。たとえば前面のキーボードやパームレスト、本体横のコネクター類は、ロックを解除するだけで素手で交換できるんです。
こちら、キーボードモジュールのコネクタですが、接点の左右にマグネットが配置されています。これによって、置いた時にピタッと配置が決まるんです。
取り外すときも各パーツに指で引っ張れる「ノブ」があるので、スムーズに脱着できるように配慮。めちゃくちゃ良く考えられていますよコレは!
メモリやグラボの交換もOK。ネジを間違わない配慮も
メモリやグラフィックボード、マザーボードの交換にはネジが必要になりますが、これもまた良くできていて、メインカバーにネジの位置と数がプリントされているんです。
そもそもネジの頭が2種類しかなく、先端差し替え式の付属ドライバーだけで対応できますし、ドライバーのおしりはヘラになっているので、パーツの継ぎ目に爪を差し込んでグリグリしなくてもOK。
接続がおかしいときは、「どこがおかしいか」を表示するアラートが画面がでてくるので、トラブルシューティング対応も楽。
また、素手で分解できる範囲は「電源を入れながら分解・組み立てしてもOK」。パーツを付け外しするたびに電源を切らなくていいのもスマートですね。
こうして組み立てたあとも本体のガタツキは感じないので、パーツの精度もお見事。本当に細かいところまで「分解・組み立てしやすいPC」というテーマが徹底されていて、完成度の高さに驚きましたね。
モジュールは組み立てる楽しみはもちろん、ニーズに合わせてパーツを選んだり、自分でアップデートして長く使うこともできます。
日本発売は…
プランとして考えてはいるが、承認などの獲得にコストがかかるためいつ実現できるかはわからない。
とのことですが、これはPCのひとつのジャンルとして期待したいなぁ。自分のPC、自分で組み立てて愛を注ぎたいよ!
Source: Framework