株式会社方角による、耳の聞こえないろう者のための音を可視化する補助システム「ミルオト」のブースが、2024年5月15日(水)~16日(木)の2日間、東京ビッグサイトにて開催された「SusHi Tech Tokyo 2024 Global Startup Program」で展示された。
■マンガのような擬音が画面に!「ミルオト」は「デフリンピック」に向けて開発
「ミルオト」は、擬音を画面に可視化し、耳の聞こえない人にとっても、スポーツの試合進行がわかりやすいようにする補助システム。ろう者のオリンピックである「デフリンピック」に向けて開発が進められている。
同社は社内の半数以上が聴覚障害者のデザイン会社だ。聴覚障害者の方のための音の可視化などのプロジェクトにいくつか携わっていたことがあり、 元々繋がりのあった株式会社AISINと早稲田大学が卓球の音を可視化するというシステムを作っていたことから、「ミルオト」の監修などで携わることになったそうだ。
ブースには実際に卓球台とモニターが用意されていて、デフアスリート(耳の聞こえないアスリート)の方たちが卓球をして、その際の球が当たった音が、モニターに「コツン」や「コッ」「PONG」とマンガの擬音のように表示されていた。
競技者たちが出す音以外にも、会場の歓声なども文字で画面に表示されるため、ろう者にとってより試合進行がわかりやすく、そして会場のエネルギーが伝わるようになる。
■株式会社方角
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