正直、ずっと待ってます。
Apple(アップル)は昨年、折りたたみ式iPhoneを思わせる特許を申請していました。ティム・クック(CEO)率いる同社は、まだ折りたたみ式への挑戦をあきらめていないようです。
2種で試作品を製作中?
先日、折りたたみ式iPhone2種のプロトタイプが制作中である、という報道があり、急成長中の折りたたみ式市場にAppleが参戦することに負わせる内容になっています。ただし、少なくともあと2年はかかると思われ、折りたたみ式iPadのほうが先に登場する可能がありそうです。
テクノロジー系情報メディアのThe Informationは、「Appleが現在2つのプロトタイプをテスト中らしい」と報じています。ただ、折りたたみデバイスがAppleのエコシステムに適合するのかといった具体的なことはまだ何もわかっていません。
2機種ともSamsung Galaxy Z Flip 5 のようなクラムシェルタイプのデバイスで、縦に折りたたんでテントのように自立させたり、90度の角度で起き上がらせたりできるのだそう。
壊れやすさ、継ぎ目、省スペースが課題
Appleの開発チームは、折りたたみスマホが壊れやすいことを気にしていて、それさえクリアできれば、最新のGalaxy Z FlipやMotorola Razr+のような外部ディスプレイを搭載した折りたたみ式iPhoneを作る、とウワサされているそう。
記事によると、クック氏は2018年の早い段階で、同社のエンジニアに折りたたみ式の可能性について打診していたといいます。
Appleは2020年に折りたたみ式iPhoneの開発を一時中断しましたが、最近になって再び始動。ただプロトタイプの制作が中止される可能性もあります。今は、実現のための「魅力的な機能」を模索しているのです。
折りたたみ式iPadのほうが先に出そう
折りたたみ式でいえば、iPhoneより先にiPadのほうが今後数年で頭角を現す可能性が高くなっています。
折りたたみ式iPadの初期バージョンは8インチ画面だと報じられており、Appleは継ぎ目をなくすことに力を注いでいるようです。
また、開いたときに、完全にフラットになるようにしたいようで、もしかしたらOnePlus Openにインスピレーションを求めることになるかもしれません。OnePlus Openは、筆者がこれまで見た中でもっとも継ぎ目が気にならない折りたたみ式携帯電話ですから。
著名なApple系アナリストや情報通は、「今年こそ折りたたみ式iPadが見られる」と言っていますが、一方で否定派の声も同じくらいあります。
先日リリースした、50万円超えのApple Vision Proが驚きと賞賛をもって迎えられている今、売れ行きが良ければ、Apple側も「みんな新しいものが欲しいんだね!」と重い腰を上げることになるかもしれません。