テクノロジーは、ハッピーのためにある。
現地時間の10月17日、Google(グーグル)はさまざまな障害を持つ人々が、同社の製品を活用するための新機能を多数発表しました。
企業のアイデンティティ属性表示を強化
まず、GoogleマップとGoogle検索のビジネスリスティングに新たなアイコンを追加し、障害者が展開する企業や店舗がその属性を表示できるようになりました。
これまでも黒人やアジア人による経営、LGBTQ+への配慮といったアイデンティティ属性があり、そのリストに追加される形になります。
カメラ機能のアクセシビリティUP
また、Pixelのカメラを虫眼鏡のように拡大したり、カラーフィルターを追加したりできる拡大鏡アプリ“Magnifier”をリリース。
このアプリは英国王立盲人協会(Royal National Institute of Blind People)、全米視覚障害者連合(National Federation of the Blind)と共同でデザインしたもので、視覚障害者が身の回りにある細かい小さなディテールを見るのに役立ちます。
カラーフィルターは、弱視の方が苦手な小さな文字や見にくい箇所のコントラスト、明るさ、色を強調することができます。この機能はPixel Foldを除くPixel 5以上で利用可能。
バリアフリーの道路や施設をマップに表示
また、アクセスしやすい徒歩ルートがGoogleマップに追加され、誰でも階段のない道を選択できるようなります。
この機能は車椅子を利用する人のために作られたものですが、階段が苦手な高齢者やベビーカーで移動する人にも便利。段差のないエントランスやバリアフリー設備を備えた場所は、車椅子アイコンで教えてくれます。
自撮りのサポート機能もアプデ
昨年登場した、自撮り写真を撮りやすくするGuided Frameもアップデートし、目の不自由なユーザーもセルフィーを撮れるようになりました。
オーディオキュー、ハイコントラストアニメーション、触覚フィードバックを組み合わせることで、弱視の人でもバッチリ撮影でき、顔やペット、テーブルの上の料理、書類までが完璧にフレーム内に収まるようになります。
こちらのアップデートはPixel 8と8 Proで利用できますが、今年後半にはPixel 6+にも展開される予定。
親切な検索バーは、うっかりさんにも便利
今年初頭には、Googleの至宝ともいえる検索バーに新機能が実装されました。Chromeのアドレスバーがタイプミスを検出し、「ほんとはこれだよね…?」とウェブサイトを提案してくれるように。
このテクノロジーは、失読症の人だけでなく、時折タイプミスをする(私のような人)が欲しいコンテンツと出会うのを助けてくれます。