スマートフォンの普及にともない、動画はすっかり身近なものになった。スマホユーザーの中には、撮影した動画をTikTokやYouTube、ニコニコ動画に投稿して楽しんでいる人も多いだろう。こうした動画を投稿するのに欠かせないのが、動画編集だ。
ショート動画であれば、そのまま投稿してもよいだろう。しかし、ある程度の長さの動画になると、余計な部分をカットしたり、キャプションを入れたりと、編集作業が必要になる。編集作業は、手間と時間が掛かる作業だけに、何とかしたいと考えている人も多いだろう。「TourBox」シリーズがあれば、編集作業を効率化させることができる。
■「TourBox」シリーズとは?
クリエイターにとって、ソフトウェアは仕事に欠かせない道具だ。Photoshop、Lightroom、CLIP STUDIO PAINT、Premiere、Final Cut Proなどのソフトウェアは、写真や動画、イラスト、デザイン、音楽の分野で活躍するクリエイターの必需品だろう。こうしたソフトウェアをより快適に使いこなすために開発されたのが、「TourBox」シリーズだ。
同シリーズは、クリエイター向けのコントローラーだ。ダイヤルとボタンから構成され、左手で操作する。
「TourBox」シリーズには、現在、下記の種類がある。
・TourBox NEO 2万4,980円
・TourBox Elite 3万9,960円
・TourBox Elite ナチュラルサマー 3万9,960円
※価格は、直販価格。税・送料込み。
■「TourBox Elite」を体験
今回は、「TourBox Elite」を使用した。
「TourBox NEO」はパソコンとUSB接続するが、「TourBox Elite」はUSB接続に加え、Bluetooth接続をサポートした。ケーブルレスで使用できるため、使い勝手が向上した。
本製品の使い方は簡単だ。
「TourBox」公式サイト(https://www.tourboxtech.com/jp/)からTOURBOXコンソール(MacOS版 / Windows版)を入手して、パソコンにインストールする。同ソフトウェアを起動したら、USB、またはBluetoothで接続すれば準備は完了だ。
正確には、ソフトウェアごとに「TourBox NEO」のボタンやダイヤルを設定する必要があり、初心者には難しい。しかし、主要なソフトウェアのプリセットが用意されているため、面倒な作業が必要ない。
具体的には、Photoshop、Lightroom、Illustrator、Final Cut Pro X、Premiere Pro、DaVinci Resolve、Capture One、Clip Studio Paint、Painter、Saiなどのソフトウェアをサポートする。
「Premiere Pro」では、動画の余計な部分をカットするために、マウスの微妙な操作をする必要がある。1箇所や2箇所程度ならよいが、長い動画となると、不要な部分をカットするだけでも一苦労だ。
「TourBox Elite」を使用すると、そんな手間の掛かる操作がダイヤルで可能であるため、劇的に処理時間を短縮できる。
とくにノートパソコンでは、画面は据え置き型のモニターに比べて、作業領域が狭い。外出先での動画編集はなかなか厳しいが、「TourBox Elite」+「Premiere Pro」の動画編集環境であれば、かなりスムーズに動画を編集できる。
「TourBox」シリーズがあれば、動画編集をはじめ、写真編集、イラスト制作などの作業が、マウスによる操作よりも快適になる。「TourBox Elite」は3万9,960円だが、USB接続でよければ、「TourBox NEO」2万4,980円という選択肢がある。少し高価に思う人がいるかもしれないが、ダイヤルやボタンはしっかりとした作りだ。何より時間はお金では買えない。少しでも現在の作業を快適にしたいクリエイターは、「TourBox」シリーズの導入を検討してみては如何だろうか。
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