特級呪物も競売に出るんですね。
世界中で行なわれるオークションには、ホントにいろんなものが出品されます。
たとえばエリザベス2世のために作られた24金メッキのWiiや、スティーブン・ホーキング博士の遺品など。元は高価ではないのに目的や使用者が有名人だったため、価値が爆上がりした激レア・アイテムが出品されがちです。
呪いの木馬、欲しい?
イギリスで美術品を競売にかける「The Canterbury Auction Galleries」では、1940年代にゴースト・ハンターが降霊術に使っていたという、呪いの木馬「Lot 702」が出品されます。
20世紀初頭の年代物で状態は良いものの、塗装が禍々しい感じ。
競売開始は7月30日。想定落札額は200~300ポンド(約3万6000円~5万4000円)と手が出せそうな価格帯ですが、落札したあかつきには…もれなく少女の霊が憑いてきます。
出品者は、降霊術師/ゴースト・ハンターのディック・ゴッデン氏のひ孫でケリーと名乗る人物。落札者には呪われていることを知らせておくべきだ、という希望があります。入手してから後悔されるのは気の毒ですからね。
Spooky! It’s said to have moved from room to room of its own accord… https://t.co/rVqrn0wE3V
— KentOnline (@Kent_Online) July 21, 2023
少女の霊と不気味な現象
木馬は代々家に受け継がれてきたもの。ゴッデン氏はアンジェラという名の少女の霊が、木馬で遊ぶのだと信じていたそうです。
この木馬はいつも特定の部屋に置いてあるのですが、ケリーによれば、家を留守にして戻ってくるともとの部屋から離れた踊り場に木馬が移動していたことがあったそうな。
また木馬が置かれた階から、人が歩き回る騒音が聞こえてくることがよくあるんですって。賑やかな木馬ですね。
出品の理由は?
今回の出品は、呪われているのが理由ではなく、10歳の娘さんが木馬に興味を持たないからというもの。てっきり映画『死霊館』みたいな怖い話なのかと思っていたのに、まさかそんなオチだったとは。
Source: X, The Canterbury Auction Galleries via KentOnline, Amazon via Boing Boing