ヤフー株式会社は6月27日、同社が提供する事業者向けデータソリューションサービスにおいて、ヤフーの位置情報データと職業推定データを活用し、テレワークをしている人と出社している人の歩行距離の違いについて分析したレポートを公開した。
同レポートでは、初めにテレワークの実施状況に関する分析を示したグラフを紹介している。このグラフを見ると、コロナ禍によって出社が制限され、自宅でテレワークをする人が急増し、時間が経つにつれて出社する人の割合が徐々に回復していく様子が読み取れる。
2023年4月のデータをもとに、テレワークをする人と出社する人の歩行距離の違いについて分析したグラフを見ると、平日は出社する時間(6時~9時)と帰宅する時間(17時~19時)に歩行距離の差が大きく出ており、出社する人の歩行距離が長くなっていることが分かる。
さらに、休日においても、テレワークする人のほうが出社する人に比べて歩行距離が全体的に少ないことも分かった。
これらの分析結果をもとに1日当たりの平均歩行距離を算出すると、平日に出社する人が4.16kmに対して、テレワークする人は3.40kmと18.3%少ないことが分かった。一方、休日についても、出社する人が4.12kmに対してテレワークする人は3.45kmと、16.3%少ないことが分かった。