米国で開催された音楽フェスで、iPhone 14の衝突検出機能が一斉に誤動作するというトラブルがあったことが明らかになった。
これは米テネシー州で開催された音楽フェスで、日本で言う119に相当する「911」への発信が会場内から大量に行われたというもの。その数は前年比の5倍にも上ったということで、8万人規模のイベントであることを考えると、相当な数だったと推測される。これら異常な数の911への発信はiPhone 14とApple Watchに搭載された新しい衝突検出機能が原因とみられており、地元の警察当局はAppleに連絡を取り協議の末、来場者に対してこれらの機能を無効にするようアナウンスしたところ、発信は40~60%減少したという。これまでもスキーヤーや遊園地からの誤った911通報はたびたび話題になっているが、これだけ大規模なケースはまれで、iPhoneのシェアが高い日本でも、何らかのイベントで同様のケースが起こる可能性はありそうだ。