南国のみかん「タンカン」がうまかった屋久島(行ってかよかった市区町村)

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はじめに

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南国のみかん「タンカン」がうまかった
鹿児島県屋久島
(ほりべのぞみ)

今年の春、日本に帰省したタイミングで初めて屋久島に行ってきた。

屋久島といえば縄文杉やウミガメの産卵などが有名だが、私にとって屋久島はとにかく「タンカンがおいしかった、いい島」である。

屋久島についた3月上旬は、ちょうど「タンカン」という南国のみかんのシーズン真っ盛りだった。タンカンはみかんよりも濃厚で甘酸っぱく、とてもジューシーな柑橘類なのだが、屋久島に来るまでは一度も聞いたことがなかった。

私が住むドイツ・ベルリンでは柑橘類はすべてスペインや南アフリカなどからの輸入品なので、手軽に現地のみかんが食べられるというのは信じられない贅沢だった。そんなこともあって、私と夫はたちまちタンカンのとりこになった。

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タンカンは2月〜3月、ポンカンは12月〜2月ごろが旬だそう。

タンカンは屋久島のスーパーでも買えるが、驚くことに現地の方にいただくことがとても多かった。

例えば屋久島に着いてすぐ向かったレンタカー屋さんでは、車と一緒にみかんを一袋持たせてくれた。

居酒屋でもタンカンをいただき、またお豆腐屋さんでも、帰り際にお兄さんに呼び止められ、優に1キロはあると思われるタンカンの袋を渡された。

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いくら食べ切れないからって、見ず知らずの観光客に大量のみかんを分けてくれる屋久島の方々。みんな優しすぎる。

そしてさらなるタンカンの入手場所は、無人販売所だった。

屋久島の東から南の方にかけて走る道路沿いに無人販売所がいくつもあったのだが、とにかくタンカン、タンカン、タンカンフィーバーなのだ。

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上の段の右奥にある小ぶりなのがタンカン。それ以外にも日向夏や甘夏などが売られていた。

もとも販売と無人所を見ると立ち寄らずにいられない性分なのだが、いろんなお宅のタンカンを食べ比べるのが屋久島での楽しみの一つとなった。

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買ったりいただいたりしたみかんで、柑橘パーティー。

おいしいタンカンを毎日ムシャムシャ食べれて、とても贅沢な屋久島旅行であった。

また違う季節に来ればまた別の旬のものがあるのだろうが、私の中では屋久島はタンカン天国として心に刻まれたのである。

終わってふたたび解説です

ほりべのぞみさんが屋久島でのエピソードを紹介してくれました。

屋久島はいつか行ってみたい場所の一つです。タンカンのサインも大きくて迫力あって最高。そして、地元の方にたくさんみかんをもらったのはいい話でホッコリしました。

今から入会しても、過去に掲載したコラムのバックナンバーは、はげます会専用ページで全部読めます。(はげます会担当 橋田)

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