Khadasのホームページにおいて、モジュラー方式で拡張でき、さまざまな場所に持ち運べる超薄型ワークステーション「Khadas Mind Modular Portable Workstation」の製品情報が公開された。メールアドレスの登録で「Super Early Bird Offers」が受けられることから、近日中にクラウドファンディングを開始すると思われる。
モバイル向けCPUを採用し、本体サイズは146×105×20mm、重量は450gと超小型軽量で持ち運べるようになっているほか、5.55Whの小型“スタンバイバッテリ”を内蔵するのが特徴。バッテリ駆動はできないが、作業をいったん中断して、持ち運んだ先で作業環境を復帰させて継続するというユニークな使い方が可能。
また、底面にドック接続用のポート「Mind Link」を備えて、「Mind Dock」と「Mind Graphics」、「Mind xPlay」、「Mind Talk」の4種類のドックで、持ち運んだ先で作業内容に合わせてインターフェイスなどを拡張できるのもユニークだ。
Mind DockはUSB 3.0×3、HDMI 2.0×2、2.5Gigabit Ethernet、3.5mmステレオミニジャック、SDカードリーダ、給電用USB Type-Cポートを搭載。また、AACスピーカーも内蔵しているため、スピーカーを別途接続する必要もない。
一方Mind GraphicsはGeForce RTX 4060M GPU(おそらくLaptopのことを指すと思われるが詳細は不明)を内蔵し、グラフィックス性能を向上させられる。このほかUSB Type-C、USB、SDカードスロット、3.5mmステレオミニジャックの搭載が確認できる。
Mind xPlayは、ディスプレイやキックスタンド、バッテリがついて、Microsoft Surfaceのような2in1形状で外出先でも利用できるようにするためのドック。
最後にMind TalkはVoIPといった音声コミュニケーションに好適で、マイクアレイやさまざまなオーディオに特化した機能を搭載するとしている。
Mind本体の主な仕様は、CPUに12コア/16スレッド/最大5GHz駆動のCore i7-1360P、メモリに32GBのLPDDR5-5200を採用。ストレージはPCI Express 4.0対応M.2 2230 SSDを1基、同3.0対応M.2 2230 SSDを1基搭載可能で、最大容量は4TB。OSはWindows 11 Homeを搭載する。
インターフェイスはUSB 3.1 Type-C(USB PD/DP Altモード対応)、USB 3.1×2、USB 2.0 Type-C(USB PD/DP Altモード対応)、HDMI 2.0、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3などを搭載する。
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