最近、ふと思いついてグミキャンディを作ってみた。そう、あれ、作れるのだ。
普通にゼリーを作る要領で、ただしゼラチンの量をゼリーの数倍入れるとグミになる。この方法で作れるとはいえ、市販のものの歯ざわりを完全に再現するのはさすがに難しい。だが天然の素材で手作りグミキャンディができるとあって、ネットで検索すれば子供向けレシピをたくさん見つけることができる。
普通に製氷皿や星型・ハート型の型でグミを作るのもいいが、グミ好きな筆者としては、ぜひここでオリジナルなグミを作ってみたいと思うのだ。形で勝負?いや・・・大きさと具象性で勝負だ。
※2008年7月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
いつもくにゅくにゅ噛んでました
コーラ味のグミ、といえば、私は真っ先に「コーラアップ」を思い出す。ぺらっと、瓶を半分にした形状のグミ(当時は“グミ”なんて呼び名はなかったが)。小遣いで買うコーラ味のおやつは、なぜか背徳の味がしたもんだ。子供心にも、食べ過ぎたらいかんのだろうなーというケミカルな味。でも食べた。しょっちゅう食べてた。
近頃はコーラアップもリニューアルされていて、他社商品もコンビニに並んでいた。
大人になった今でも、食べ出すと止まらない魔力を持つ、そんなコーラグミ。今こそ大人の力で、本物そっくり、かつ大きいコーラグミを出現させようではないか。
さて、「コーラグミ・実物大」と言った。
この「実物大」とは、500mlのペットボトルではなく、もちろん缶入りのでもなく、まさか1.5リットル入りなんてとんでもない、オールドファッションなあのコーラがモデルである。
コンビニやスーパーを回っても売ってなくて、でも酒屋さんに行ったら拍子抜けするくらいすんなりそこあった、190ml入りの懐かしい、色っぽいラインの瓶。コーラグミは、やっぱりこの形を元にしなきゃ!
まずこの瓶の型をシリコンで取るわけだが、半身だけを型取りすればいいので、比較的簡単に作業できる。では順を追って説明しよう。
硬化剤の配合割合は、シリコン100gに対して1gとある。が、造形に詳しい友人によると、実際はもっと入れて硬化を早めてしまっていいとのこと。今回使ったシリコンは600gくらいなので、添付してあった硬化剤を10gまるまる使っちゃった。
さてそのまま一晩置いてみると・・・
物がちゃんと固まる、というのはなんとも気持ちのいいものです。ゆるい人生、たまにはこういう局面があっても、いい。
特に離型剤を使わずとも、パカッと瓶は外れた。ほぼ1kgものシリコン使って、何やってんだという気持ちにもなるが、さっそくグミの材料を揃えて流し込んでいこう。