Adobeは8日(米国時間)、企業でのコンテンツ制作に向けた生成AI「AdobeFireflyエンタープライズ版」を発表した。2023年下半期の提供開始を予定している。
Adobe Fireflyエンタープライズ版は、同社が3月に発表した生成AI「Adobe Firefly」の企業向けバージョンとなる製品。生成AIによる画像生成や編集機能を安全に商業利用なかたちで提供する。ほかのクリエイターやブランドの知的財産を元にしたコンテンツを生成しないことを保証しており、安心して導入できるとしている。
加えて、企業の所有するブランド資産を使ってFireflyをカスタムトレーニングすることもでき、APIを通じてブランド独自のスタイルやブランド言語でのコンテンツ生成が可能。Adobe ExpressやCreative Cloudと併用することで、社内におけるコンテンツ制作の効率化が図れるという。
また信頼性への対応として、Fireflyの生成コンテンツにはコンテンツクレデンシャルタグを自動的に付与しており、コンテンツの名前や日付、作成に使われたツール、編集内容などの情報も確認可能となっている。
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