プロボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏(67)が2023年5月17日にユーチューブを更新し、元世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、30)のライバルに言及した。井上は7月25日に東京・有明アリーナでWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国、28)に挑戦する。
カシメロはWBOグローバル王座獲得
井上はバンタム級に続いてスーパーバンタム級でも4団体王座統一を目指しており、フルトン戦に勝利した場合、対抗団体の王者であるWBA・IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン、31)が標的となる。
タパレスの他にも対戦候補は多数存在する。
元WBC世界バンタム級、スーパーバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ、28)は現在WBC世界スーパーバンタム級2位にランクされ、WBC世界スーパーバンタム級の指名挑戦権を有している。
元WBO世界バンタム級王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン、33)は5月13日に地元フィリピンで行われたWBOグローバル・スーパーバンタム級タイトルマッチに出場し、王者フィリップス・ンギーチュンバ(ナミビア、27)に判定勝ちして王座奪取。現在WBO世界スーパーバンタム級5位にランクしている。
ネリ、カシメロともに井上がWBC・WBO王者フルトンに勝利した場合、対戦候補となる。また、WBAは同級1位に元世界2階級制覇の亀田和毅(TMK、31)がランクしており、将来的な対戦候補となる。このようにスーパーバンタム級にはタレントが揃っている。
動画では現在のスーパーバンタム級の状況を説明した上で、スタッフが「井上チャンピオンにとって一番やりにくい選手は誰になりますか?」と質問すると具志堅氏は「あの2人でしょ。ネリとカシメロ」と答えた。