「テレビ千鳥」のデニムいじりにデザイナー激怒 テレ朝は「誠意をもって対応させていただきたい」

J-CASTニュース

   2023年5月4日放送の「テレビ千鳥」(テレビ朝日系)の番組内容に対し、ファッションブランド「JOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョン ローレンス サリバン)」のデザイナー・柳川荒士氏が怒りを表明したことについて、テレビ朝日(東京都港区)は5月17日、「関係者の皆様には誠意をもって対応させていただきたいと考えております」と、J-CASTニュースの取材に回答した。

  • テレビ朝日公式サイトより

    テレビ朝日公式サイトより

  • 柳川荒士氏のインスタグラムより(arashi_yanagawa/編集部加工)

    柳川荒士氏のインスタグラムより(arashi_yanagawa/編集部加工)

  • テレビ朝日公式サイトより
  • 柳川荒士氏のインスタグラムより(arashi_yanagawa/編集部加工)

「お客様の気持ちを考えると本当に心が痛い」

   発端は、お笑いコンビ「千鳥」の大悟さんが自腹で服を買うという番組企画で、大悟さんが同ブランドのデニムジーンズを試着するシーンがあったことだ。

   ジーンズの正面にはウエストから裾にかけて大きな2つのジッパーがついている。試着室から出てきた大悟さんは自身の姿を「正面チャック2枚ち○ぽ出し変質者」と表現し、相方のノブさんやスタッフの笑いを誘った。番組側も上記の表現を字幕にしていた。

   その後も、ノブさんは裾からウエストにジッパーを上げ、足が露わになった大悟さんを見て爆笑。大悟さんも「サリバンに言うとって下さい。剝かれますと」などと店員に伝えていた。

   こうしたシーンを受け、同ブランドのデザイナー・柳川荒士氏は15日、自身のインスタグラムで「テレビ番組でこのような扱い方をされた事が残念で仕方ない」と怒りを表明した。

「創設から20年、妥協することなく少しずつ築き上げてきたブランドイメージを、自分達の笑いの為に一瞬にして踏み躙られた事が本当に悔しい」

   続けて「これからも店頭でこの商品を売っていくスタッフの気持ち、何よりこの商品を買ってくれたお客様の気持ちを考えると本当に心が痛い」と締めくくっている。

   柳川氏の投稿に対し、SNSでは賛否の声が上がっている。「世に出した以上、商品に対する価値観の違い、賛否があるのは当然」などの批判的な声がある一方、「これ結構見てて嫌な気分になるんだよね」などと同調する声もあった。

   J-CASTニュースがテレビ朝日に、柳川氏の投稿内容に対する受け止めや、今後の対応予定について取材を申し込んだところ、同局は5月17日、「関係者の皆様には誠意をもって対応させていただきたいと考えておりますが詳細に関しては差し控えさせていただきます」と回答した。

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