デジタルメディアグループのVice Mediaが破産を申請、負債額は5億ドルから10億ドル

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ウェブメディア「Vice」や「Motherboard」、「Refinery29」などを運営するメディアグループ「Vice Media」が2023年5月15日に、ニューヨーク連邦裁判所に対して破産申請を行いました。提出された書類によると、Vice Mediaは5億ドル(約680億円)から10億ドル(約1300億円)の負債を抱えています。

vice-chapter-11-filing
(PDFファイル)https://s3.documentcloud.org/documents/23813155/vice-chapter-11-filing.pdf


VICE Media Group Enters Into Purchase Agreement with Lender Consortium
https://www.prnewswire.com/news-releases/vice-media-group-enters-into-purchase-agreement-with-lender-consortium-301824244.html


Vice Media Files for Bankruptcy – The New York Times
https://www.nytimes.com/2023/05/15/business/media/vice-bankruptcy.html

Vice Media files for Chapter 11 bankruptcy protection | CNN Business
https://edition.cnn.com/2023/05/15/media/vice-media-chapter-11-bankruptcy/index.html

Vice Media bankruptcy: Provocative startup was once valued at $5.7 billion : NPR
https://www.npr.org/2023/05/15/1173260377/vice-media-bankruptcy

1994年にカナダで設立されたVice Mediaは、2017年に投資ファンドからの資金調達を受け、同社の価値は57億ドル(約7700億円)にまで到達していました。一方で同社の経営状況は芳しくありませんでした。The New York Timesは「Vice Mediaは黒字化に向けて何年も取り組んできましたが、一貫して失敗に終わり、赤字と従業員削減を繰り返してきました」と報じています。

広告収入の減少など経営状況が悪化する中で、Vice Mediaは2023年4月に国際的なニュースサイトである「Vice World News」の閉鎖やテレビ番組「Vice News Tonight」の放送終了、さらなる人員削減などを行ってきました。

そんな中でVice Mediaは2023年5月15日に、ニューヨーク連邦裁判所に対して、連邦倒産法第11章に基づく破産申請手続書類を提出しました。


破産申請を行ったVice Mediaに対しては複数の投資ファンドが買収の意向を示しており、フォートレス・インベストメント・グループソロス・ファンド・マネジメントなどのグループが、Vice Mediaの資産を2億2500万ドル(約300億円)で購入し、5億ドルから10億ドルとされている同社の負債を引き受ける予定です。

Vice Mediaの破産申請と買収を受けて、共同CEOのブルース・ディクソン氏とホゼファ・ロカンドワラ氏は「裁判所の監督下において、Vice Mediaの売却プロセスが進むことは、同社を強化し、長期的な成長につながる可能性があります」と述べ、「今後2~3カ月でVice Mediaの買収プロセスを完了し、健全で成功したViceで次のステップに進むことを楽しみにしています」と報告しています。


さらに両氏は「Vice Mediaは残された従業員に賃金と福利厚生の中断のない継続的な支払い、およびベンダーやサプライヤーに対する通常の条件での支払いを行います」と述べています。

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