【注意】やよい軒の店舗限定「やよい呑みセット」を注文したが、わずか15分で店を出る羽目になった / 自分の無知ゆえに…

ロケットニュース24

「やよい軒」が一部店舗で『やよい呑みセット』を販売している。ご存知だろうか? 私の場合はつい先日、高田馬場店の前を通ったときに偶然知った。そして、そのまま入店。『やよい呑みセット』を味わってきたのだが……。

結論を最初に言うと、『やよい呑みセット』自体は素晴らしいと思った。ただ、実際に体験してみると「事前に知っておくべきだったな」ということもあるので、本記事で紹介したい。

・『やよい呑みセット』とは?

店舗によって細かい部分は違うだろうが、『やよい呑みセット』とは定食のご飯と味噌汁をアルコールに置き換えたもの。実際のラインナップとしてはこんな感じだ。


あくまで私が体験した範囲になるが、「から揚げセット(1040円〜)」「サバの塩焼セット(1020円〜)」「しょうが焼セット(990円)〜」「なす味噌セット(1040円〜)」「肉野菜炒めセット(1080円〜)」。

どんな定食でもアルコール付きセットに変更できるわけではない。あと、アルコールは生ビール、ハイボール、レモンサワーの3種で、それぞれ中ジョッキかメガジョッキを選べる。


ここで私が注文したのは、から揚げセット(中ジョッキ / 1200円)。メガジョッキにするか悩んだが、どうせ何杯か追加するから最初は中ジョッキでいいだろう。そう考えて席に着いたとき、私は最初の計算違いに気づいた。


卓上の漬物がない!



そうだった。「やよい軒」に以前あった “卓上の漬物” はコロナ以降消えた……というか、正確に言えば店員さんが持って来てくれるスタイルに変わったんだった。



なお、後日「やよい軒」に問い合わせると、一部のお店ではまだ漬物が卓上に置かれているらしい。そのあたりは店舗によるようだが、私が訪れた高田馬場店ではNO卓上スタイル。

ついでに問い合わせてゲットした情報をもう1つシェアしておくと、基本的にはご飯物を頼んだ人だけが漬物をお願いできるもよう。

「店舗にもよるのですが」と言っていたので絶対ではないようだが、から揚げにビールだけだと漬物は諦めた方が良さそう。早い話が、『やよい呑みセット』では漬物を戦力にカウントできないということだ。

まぁでも、おかずの量は十分。から揚げに豆腐まであるのだから、それほど困ることはない。というか、から揚げにビールはやっぱり合う! 「やよい軒」でこういう楽しみ方をするのもアリだな!!


……というテンションは5分ほどしか続かなかった。なぜなら、気づいてしまったのだ。お店が混み始めて、席が空くのを待っている人がいることに。


・待っているお客さんがいる時どうするか問題

ここからは私個人の価値観的な話だが、飲食店で席が空くのを待っている人がいる場合は基本的に食べ終わったらさっさと店を出るべきかと思う。

ラーメン屋や定食屋、牛丼屋などのように、“ご飯を食べるだけの店” で他に待っている人がいる場合は特にそう。誰かとしゃべりたかったら、どこかのカフェにでも行けばいいだけ。というか、その状況で長居しても楽しめないだろう。

一方、居酒屋のようにおしゃべりを楽しむ場であれば、そこまで神経質にならなくてもいいかな……とは思う(もちろん待っている人への配慮は必要だろうが)。


あと、王将や日高屋の場合はちょっと難しい。「ご飯を食べる店」ではあるものの、餃子や唐揚げでビールやハイボールを飲んでいる人が多いから、ある意味では居酒屋とも言える。

で、「やよい軒」はどうかというと……どこからどう見ても「ご飯を食べる店」である。『やよい呑みセット』というサービスはやっていても、周りのお客さんはみんなご飯と何かのおかずを楽しんでいる。

飲んでいる人なんて1人もいない。私だけが飲んでいる。そして、券売機の近くには席が空くのを待っている人がちらほらと。


この状況で心おきなく飲めるわけがなく、私はビール1杯だけで店を出た。ご飯がないから食べ終わるのはすぐ。お店の滞在時間は15分ほどである。

満足したかと聞かれると正直NOだが、当然ながら店側に落ち度は一切ない。ただただ、私が混まない時間に行くべきであった。



考えてみれば、『やよい呑みセット』を扱っている店舗でも「やよい軒」は「やよい軒」。店内の雰囲気はバリバリの定食屋である。店が混み始めたら、「早く食って早く出よう」という気持ちでいっぱいになるのは必然。

そして、そのプレッシャーは普通の居酒屋よりデカいというのに……なぜあの時間に入店を……! 『やよい呑みセット』の看板を見たからって焦りすぎだろ! もうちょっと考えろや!!


──という後悔に襲われながら、2軒目の居酒屋まで歩くことになった。『やよい呑みセット』を注文する人は私と同じ轍(てつ)を踏まないように気をつけて楽しんでくれ!

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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