SWITCHBOT株式会社は、ロボット掃除機の新製品「SwtchBotロボット掃除機K10+」を発表、4月25日よりクラウドファンディングサイトの「Makuake」にて販売を開始した。SWITCHBOTとしてはロボット掃除機は第2弾となるが、IoTへの発展を考えたときのスタートの製品になるという。参考販売価格は標準セットで6万8880円。Makuakeでは超超早割として30名限定4万1800円から販売される。
【記事追記 2023年4月25日 11時10分】
Makuakeではすでに200名限定の早割まで販売が終了。Makuake特別価格5万1800円と2台セット9万2720円~となっております。
SWITCHBOTにおけるロボット掃除機の位置付けは、IoT機器
今回発表した「K10+」は、SWITCHBOTにとっては掃除機の一種ではなく、スマート府ホームデバイスとしてロボット掃除機を位置づけていることに特徴がある。
北島氏は「一般的にロボット掃除機はたくさんある掃除機のうちの1つの種類だが、我々はこのロボット掃除機は、IoT機器の1つと考えている。なので、吸引力を上げるなどはロボット掃除機として基本だが、IoT機器として見たときにロボット掃除機は違う可能性があるのではないか、もっとIoT機器として、スマートホームの中の役割があり、進化ができるのではないかと我々は考えている」と説明する。
たとえばの話しとして「自宅に加湿器があって、水がなくなったときにロボット掃除機が加湿器まで行って水を足してくれる。または除湿器にたまった水をかわりに捨ててくれる。隣の部屋に言って、テレビやエアコンといった赤外線リモコンの機器を操作してくれる」とし、これらが実現すれば、スマートホームのIoTは圧倒的に利便性が上がるとし、ロボット掃除機はIoT機器の「足」になるとしている。
また、今回の発表会では、IT家電ジャーナリストの安蔵靖志氏がゲストスピーチ。SWITCHBOT製品の魅力として「スマート機器は1つの製品に1つのアプリとなってしまうことがあるが、幅広い製品群が、ひとつのアプリで操作でき、管理できることが魅力」とし自身でも複数のSWITCHBOT製品を活用していることを紹介した。
さらに、新たに登場させたブランドマスコットの「Kata」を紹介、これはSWITCHBOTの代表的な製品でもある「SwitchBot ボット」で壁のスイッチを操作する音の「カタカタ」からとったものだと紹介した。
Makuakeでの販売は、ユーザーの声をダイレクトに受け取れることが魅力
今回のK10+はクラウドファンディングプラットフォームの「Makuake」で先行販売を行う。以前もSWITCHBOT製品はカーテンの電動化を実現する「SwitchBotカーテン」をMakuakeで販売している。
ロボット掃除機の初製品でなく第2段をMakuakeで販売する理由としては、既存のSwitchBot ロボット掃除機 S1/S1 Plusが既存のロボット掃除機を参考にした製品で、ある程度のスペックを実現していたが、「今回のK10+では、このサイズでマッピング対応のものがなく参考にする製品がない状態であり、掃除機のIoT機器への発展を考えたときに、我々にとってスタートとなる製品」と説明した。また、Makuakeについては「フィードバックとお客さまの意見、応援ということが、Makuakeのプラットフォームであれば、ダイレクトに受け取れる」となっている。
なお、K10+の価格は消耗品などの専用アクセサリーが付属した標準セットが6万8880円だが、Makuakeでは先行販売の割引があり、台数限定の「超超早割」で1台4万1800円。1階と2階に設置できる2台セットで7万9420円からとなる。