MINISFORUMは21日(中国時間)、後からビデオカードを増設できるミニPC「B550」の進化モデル「B550 PRO」を発表した。
B550は2022年に発売された、ビデオカードを後から増設できるミニPC。旧モデルはミニPC本体を付属の「ドック」に取り付け、そのドックにビデオカードを挿したり、電源を接続したりすることで実現できていたが、電源が別々になっていて、一体感が大きく損なわれていたのが難点で、キワモノであるというイメージが拭えなかった。
B550 PROでは、このドックの部分とSFX電源をケースに収めて一体化することで、大幅にスタイリッシュになった。また、PCI Express 3.0 x16スロットに加え、さらに1基のPCI Express 3.0 x4スロットを提供するのが特徴で、SSDやネットワーク拡張カードを接続できる。
また、本体も強化しており、CPU互換性とマザーボード安定性を強化し、Ryzen 7 5800Xまでサポート可能。筐体も経済性とユーザーフレンドリーデザインに最適化され、より簡単にインストールして利用できるようになった(詳細は不明だが、従来はネジ止めで手順が煩雑だった)。ドックから取り外した際に本体を持ち運べるケースも引き続き付属するとしている。
組み込み前の本体サイズは168.7×159.7×67mm、ドック組み込み後のサイズは160×170×320mm。対応電源は125×100×63.5mm。
詳細については今後、ブログで明らかにしていく予定としている。なお、このブログでは、Ryzen 7 5700XとRadeon RX 6600Mを搭載したミニPC「MBG6」、およびCore i9-12900HとRadeon RX 6600Mを搭載した「NAG6」も予告している。
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