海外旅行先で、あるいは国内の各国料理店で食べた異国の味。中でも特に絶品で忘れられないものを集めました。
忘れられない異国の味
こんにちは、編集部 石川です。
当サイトで3月にヒットした記事がこちら。
米が希少だった時代に南インドで食べられていた雑穀料理の数々。インド料理屋さんでも「わざわざ店で出すほどでは」と思われているため食べられないとのこと!
この記事にちなんで、今回はライター&編集部のメンバーに「絶品だった外国料理」をきいてみました!
お茶料理(台湾)
食べた人:
こーだい
台北の郊外にある猫空(マオコン)という中国茶の名産地で食べたお茶料理です。
写真は茶葉の天ぷらで、ほかに茶葉入りチャーハン、茶葉と豚肉の炒め物、茶葉蒸し鶏を食べました。
とにかくなんにでも茶葉を入れたれ!みたいな強引さを感じたものの、実際香り高くてほろ苦い茶葉はなんにでも合う優秀な引き立て役で、どの料理も美味しかったです。
まごうかたなきお茶のフルコースの〆めは、もちろんお茶漬け……ではなく鉄観音茶。
茶葉って食べても美味しいんだという目から鱗な体験でした。
山菜みたいでおいしそう!チャーハンも合いそうだな…。国内だと静岡の人も食べるそうですよ。
カオソイ(タイ)
食べた人:
石川大樹
タイ料理が全般に好きなのですが、印象に残っているのはチェンマイで食べたカオソイです。ココナッツミルクの入ったカレー味の麺料理。ちょっと変わってる点としては、生麺と揚げ麺が両方入っています。
カレー味にハーブも入って味の要素が多いうえ、麺の食感も2つあって情報量が多い!
日本のタイ料理屋でも3軒に1軒くらいはランチメニューに入ってたりするので、探せば食べられます。麺料理かタイカレー、どちらかでも好きな人はぜひ食べてみてほしいです。
日本のタイ料理店では、メニューにあるかどうかで料理人の出身地がわかるという話も。
ラクダ肉と赤ワインの追憶(サウジアラビア)
食べた人:
Satoru
サウジアラビア政府に接待され、夜の飲み会へ。供されたのはラクダ肉。「飲み会」といっても、ここはイスラム世界、アルコールは出てこない。その代わりに、追憶としてのアルコールが語られる。オックスフォード大学の、ケンブリッジ大学の、ハーバード大学の、彼らが留学時代に親しんだ赤ワインの味。その銘柄の、年代の、舌触りの、もはや取り戻せない日々の言葉が肴にされ、しばし無言の人となって咀嚼する、ぎゅっと身のしまった使役動物の味。「来週は皇太子への説明なんだ」と担当課長がつぶやく。油まみれの皿を片づける南アジアの人たち。砂漠の夜が更けてゆく。
胸にしみるシチュエーションですが、同時に「国外で飲むのはありなんだ」ということに素朴に気づいてしまいました。
プレスカヴィツァ(セルビア)
食べた人:
ほりべのぞみ
セルビアを含めるバルカン地方はガッツリした肉料理が多いのですが、何を食べてもおいしかったのが印象的でした。中でも記憶に残っているのが(超空腹時に食べたからかもですが)去年セルビアの蚤の市で食べた「プレスカヴィツァ」というハンバーガーのような料理です。
ニンニクやパプリカなどの香辛料の効いた牛肉・ラム・豚肉の合挽きハンバーグをお好みの野菜やソースと一緒に薄いピタパンに挟んだシンプルなサンドイッチで、朝ご飯代わりに食べましたがおいしかったです。一緒にいたセルビア人曰く「セルビアのファストフードだよ」と言っていましたが、いつかまた行くことがあれば食べてみたいです。
「香辛料の効いた」って7文字を見るだけで自動的によだれが出てきます。蚤の市で食べたっていうのも最高!