NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」が2023年3月31日に最終回を迎え、歌人の俵万智さん(60)が同日、短歌をツイッターに投稿した。
「そうか、舞いあがるって螺旋(らせん)だよね」
ドラマの朝の放送が終わった8時台に俵さんはツイッターで、
「見たいもの ほんまに見られるその日まで 螺旋描いて舞いあがる人」
と短歌を披露。「この道一直線じゃないところが新鮮なヒロインだった。寄り道に見えたことも、彼女のなかでは大事につながっていた。そうか、舞いあがるって螺旋(らせん)だよね」と感想も添えていた。
ドラマ中盤、梅津舞(主演・福原遥さん=24)はパイロットになるため航空学校に通って航空会社から内定を得るも、実家の家業を継ぐため辞退。紆余曲折を経て、最終回は空飛ぶ車に祖母の才津祥子(高畑淳子さん=68)を乗せ、自らの操縦で長崎・五島列島の空を飛行する展開となった。
俵さんのツイートに対しては、
「俵万智さんの感想や短歌を見て、より舞いあがれを楽しめました!ほんと螺旋を描いて最後は空高く舞いあがりましたね!」
「舞い上がるは螺旋……とても素敵な解釈で、じーんとしました。自分も螺旋になってもいいから舞い上がらなくちゃ!と思いました」
「素敵な短歌、共感の一言です。 何度も読み返したくなる短歌。このドラマのように繰り返し、どこまでも舞いあがれですね!」
「なるほど。螺旋ですね。上から見ると同じ所をくるくる回っているように見えても、横から見ると間違いなく上昇している。仰るように、一直線でないところがユニークでしたね」
といった感想が上がった。
俵さんはこれまで、舞の夫・梅津貴司(赤楚衛二さん=29)が作中で詠む短歌やドラマの展開に関する感想を、自身の短歌も交えながらツイッターに投稿し、注目を集めてきた。2月23日には「非公式 応援歌人と 呼ばれてる 妄想短歌 とまらぬ我は」と自身を表現していた。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)