【サラダバー探訪】ステーキハウス「ブロンコビリー」のサラダバー(単品税別880円)の率直な感想

ロケットニュース24

「極力油モノの摂取を控えて生きていきたい」、今年50歳になる私(佐藤)のささやかな願いである。肉より野菜を求める私にとって、ステーキレストランのサラダバーは楽園だ、天国だ。サラダバーの素晴らしさをみんなに伝えたいと思い、訪ね歩く「サラダバー探訪」。2回目は、ステーキハウスの「ブロンコビリー」である。

同店は、バブル経済崩壊後にサラダバーを廃止し2004年に復活させた歴史を持つ。利用してみたところ、そのサラダバーの実力は確かなものであった……。

・サラダバー単品880円

ブロンコビリーは東海地方を中心に店舗展開をしており、外食産業が全盛を迎える1985年、当時珍しいサラダバーを導入している。その後順調に店舗を拡大していたのだが、バブル後の低価格競争に参入し、サラダバーと炭焼きは廃止することになった。

2004年のサービス復活以降、サラダバーはなくてはならないものの1つとして定着している。


さてメニューを見ると、ステーキハウスらしい茶色の品々がズラリと並んでいる。あいにくだが、今の私は茶色に用がない。


頼むのはコレ! サラダバー単品である。ランチタイム限定で税別880円也!


季節ごとにラインナップは変わるようで、現在(2023年3月)は春メニュー(3/9~4/26)を提供している。


ちなみに、ブロンコビリーのイメージキャラクターは「ブロンコおじさん」というらしい。公式サイトによると、名前の由来はこうだ。

「ブロンコビリーの名前の由来は、「野生の馬」「荒々しい」という意味をもつ「ブロンコ」と、「常に少年の心を忘れない」という思いからアメリカの少年の名前「ビリー」をあわせたものです」


たしかにブロンコおじさんは、少年の心を忘れていなさそうなワンパクな顔つきをしているな……。


・片面だけだった

サラダバーの様子を見てみよう。まずはフロントサイド、私が「A面」と称している側を見てみると、トマト・玉ねぎ・レタス・キャベツなどの生野菜などと共に、春メニューのアレンジサラダが10品以上並んでいる。



その端には、フルーツとゼリー。


ドレッシングは全5種類。「黒トリュフドレッシング」なんてオシャレなものもあるな。


えびせんがあったのはちょっとポイント高い。口直し的に良さそうだな。


裏側には何があるのかな? 見に行くと……、アレ? こっちはジェラート & ドリンクバーか。サラダは片面だけだった。


あいにくこれらはサラダバー単品に含まれないので、食べることができない。残念……。



・創意工夫を感じるラインナップ

最初に調達した品々はこんな感じの3皿だ。


まずはガッツリ野菜を摂るための野菜ディッシュ! キャベツとロメインレタスの下に、苺とカレー風味のクスクスを和えた「苺のサラダ」が隠れている。ドレッシングは私の定番のゴマである。


次の皿はポテサラ・マカロニサラダ・ワカメ。


そしてこの白黒の一品は「ごま香るあさりと三つ葉の海苔豆富」だ。和の食材を上手くアレンジして、季節メニューに取り入れている。この一品を見るだけで、意欲的なメニュー開発が行われている印象を受ける。


それから「新玉ねぎとルッコラの黒ごまパスタ」「春を告げる若竹サラダ」


今季初のタケノコをここで味わうことになるとは……。オニオンドレッシングの酸味が効いてサッパリしており、タケノコのシャキシャキとした食感が心地よい。春らしい良いサラダだと思います。


パスタもオリジナリティが高い。ゴマがふんだんに使われていて蕎麦を食ってる気分。サラダバーのパスタメニューはありきたりなものが多いなかで、この一品は個性が際立つ。


これらをペロリと平らげて、トマト・たまねぎ・パスタをおかわり。肉は食わなくても、主食がなくても、サラダバーにパスタがあれば十分にお腹は満たされる。サラダバーの専門店でもあれば最高なんだけどなあ。どっかにそういうのがないかな~。


最後に「あまおうの苺ゼリー」を調達して、今日のランチをシメることにした。


ゼリーに添えたこの白いソース。これはブロンコビリーの「特製ソース」とのことだった。ヨーグルトのようだが酸味はなく、ホイップクリームよりやや濃厚。それほど甘くもない不思議なソースだった。


以上で、ブロンコビリーのサラダバーは終了。大変満足のいく食事だった。



それはさておき……。サラダバーもさることながら、意外なところでブロンコビリーのホスピタリティの高さをひそかに垣間見た。卓上のコレ、何かおわかりだろうか?


クレヨンだ。家族連れが多いので、子どもが退屈しないようにクレヨンを用意しているのである。テーブルに置かれた春メニューの裏は、落書きできるようになっていた。



話を戻そう。サラダバーの内容・価格ともに満足度が高く、店内の居心地も良い。さすが歴史あるチェーンである。野菜を食うのに最高のお店だ。ブロンコビリーに行ったら、野菜を食うべし! 肉ばっかり食ってないで、みんなも野菜食おうぜ!!


・今回訪問した店舗の情報

店名 ブロンコビリー 町田多摩境店
住所 東京都町田市小山ヶ丘3丁目2番2
時間 11:00~22:00 (L.O.21:30)
定休日 なし

参考リンク:ステーキハウス ブロンコビリー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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