HOMMA、米集合住宅をスマートホーム化–三菱商事子会社のDRIと共同で

CNET Japan

 HOMMA Group(HOMMA)は3月24日、三菱商事の連結子会社であるDiamond Realty Investments(DRI)との共同プロジェクトに着手すると発表した。

 HOMMAは、米国シリコンバレーを拠点とし、建築素材や細部にこだわったデザインと機能的なモダン建築で、住居に特化したテクノロジープラットフォーム「Cornerstone AI(Architectural Intelligence:アーキテクチュラル インテリジェンス)」を自社開発している。

 今回、DRIおよび米国のデベロッパーであるAlamo Manhattan(アラモ マンハッタン)と共に、賃貸集合住宅「Willamette Tower(ウィラメット タワー)」の一部である30室に、スマートライティングシステム、スマートロック、スマートサーモスタットを導入する。当該物件は、現在ポートランド市中心部近郊に開発中だ。


現在開発中の「Willamette Tower(ウィラメット タワー)」

 DRIは、米国において収益不動産開発の案件等への投資を主な事業としている。今回の共同プロジェクトは、当該物件の一部のフロア全体をスマート化することで、居住者のスマート住戸へのニーズや、今後の住宅開発における商品企画への応用が可能であると実証することが目的。

 各種スマートデバイスの実装により、空調の自動化に加え、センサーによる照明管理で自動化、効率化すると共に、時間帯に合わせたシーン設定で、調光、調色の最適化を図る。さらに、HOMMAのアプリケーションにより、スマートデバイスと物件を一元管理する。

 なお、HOMMAは、オレゴン州ポートランド市内での1件目のプロジェクトとして、スマートホームテクノロジーの導入が設計段階から反映され、各住戸に全てのテクノロジーがビルトインされたスマートホームコミュニティ「HOMMA HAUS Mount Tabor(ホンマハウス マウントテーバー)」を、2022年4月に竣工している。

 1月には、同市内で2件目のプロジェクトである「HOMMA HAUS Woodstock(ホンマハウス ウッドストック)を発表。これらのプロジェクトは、計画、設計段階から完成に至るまでの全ての工程をHOMMAが手がけている。

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