2023年最初の「Windows 11」プレビュービルドがリリース

CNET Japan

 Microsoftは、「Windows 11 Insider Preview Build」をWindows Insider ProgramのDevチャネルとBetaチャネルに公開した。

ノートPCに向かう人物
提供:MoMo Productions/Getty Images

 DevチャネルにリリースされたBuild 25272には大きな変更はなく、以前に導入されたいくつかの実験的機能が削除された。

 2022年11月にリリースされたBuild 25247では、コピーされたテキストを「Microsoft Edge」で検索することを提案するアクションが試験的に導入された。また、ユーザーの地域や閲覧履歴の情報に基づいて、よく使われている推奨ウェブサイトを表示する機能が追加された。

 今回のプレビュービルドでは、これらの機能が削除されている。Microsoftは、プレビュービルドでテストされた機能は、メインストリーム版に盛り込まれないまま終わる可能性があると述べている。

 また、「Windows Subsystem for Linux」(WSL)のインストールとアップデートの方法を変更した。同社は、12月中旬に公開したBuild 25267で「インボックス版」のWSLを削除した。また、11月にWSLのバージョンが1.0に達した際には、WSLが「Microsoft Store」からデフォルトでインストールされるよう変更されている。

 Microsoftは、WSLが削除されたビルドをインストールしたあとも引き続きWSLを使用するには、GitHubの投稿記事に従って、WSLを最新バージョンにアップデートする必要があると述べている。

 BetaチャネルにもBuild 22621.1095とBuild 22623.1095がリリースされた(KB5022364)。Build 22623.1095ではデフォルトで新機能が有効になっているのに対して、22621.1095では無効になっている。

 大きな変更点の1つは、スタートメニューの検索ボックスの角が、タスクバーの検索ボックスに合わせて丸くなったことだろう。

 また、クイックアシストが「Windowsツール」から移動し、「すべてのアプリ」リストに表示されるようになった。Microsoftは、これでクイックアシストが見つけやすくなると述べている。

 Build 22623.1095では、スタートメニュー、タスクバー、システムトレイが修正されたのに加え、Windowsのプロセス管理ツールである「タスクマネージャー」にも多くの修正が加えられている。また、Build 22621.1095とBuild 22623.1095の両方で、タスクバーの検索ボックスの不具合が修正されたほか、いくつかのクラッシュが発生する問題や、アニメーションやトランジションのパフォーマンスに関する問題が修正された。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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