スイスの老舗銀行クレディ・スイスが経営不安の懸念から大きく株価を下げています。 ネット上ではシリコンバレー銀行などの米銀行の経営破綻が相次いでいることから、その波が欧州まで押し寄せるのではないかと危惧する向きがあります。
直接の発端は筆頭株主のサウジアラビア国立銀行が追加出資を断ったことが要因としてあります。
すぐにスイス政府からマーケットを落ち着かせる発表がありましたが、切迫感が伝わります。
同行の筆頭株主は保有全株を売却していたようです。何か見てはいけないものを見てしまったのでしょうか。
「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏はFOXビジネスでクレディ・スイスが倒産する可能性に触れています。
リーマンショック時は経営破綻した銀行が大き過ぎて潰せない問題がありましたが、今回は逆に大きすぎるから助けられないと指摘する人も。
クレディ・スイスだけではなく、最近の主要銀行や証券会社の多くの経営状況が悪化しています。 米国のFRBなどに代表される金利引き上げのおかげでしょうか?
情報がまだまだ錯綜している状況ですが、金融機関の経営破綻が引き金とになったリーマンショックの二の舞にはして欲しくないですね。