「……用件を聞こうか」。ゴルゴ13のように、そう言いたい。誰に対してか? このところ、私のスマホに海外からワン切り電話をかけてくるヤツらに対してである。
土曜日から私のスマホは世界中で大人気だった。毎日ジャンジャン届く各種SNSへのDMをはじめ、まずはお昼頃に「サンピエール島・ミクロン島(+508)」から着信。
かつてのテレクラなみのスピードで応答しようとするも、2コールほどで切れた。俗に言う「ワン切り」である。その翌日には「セーシェル共和国(+248)」からも電話が。こちらもワンギリ。……おい……用件は何だ……? 答えろ……。
・このところ多い謎の着信
いろいろ怪しい調査をしているからなのか、私のスマホには謎の着信がよくある。「非通知設定」が多いが、かつては「アラブ首長国連邦の衛星電話スラーヤ(+88216)」から電話がかかってきたこともある。
ちなみに、このような「海外からの謎の番号」から電話がかかってきた場合、絶対に絶対に折り返してはならない。『国際ワン切り詐欺』である可能性があるからだ。
同詐欺については、日経、西日本新聞、東京新聞あたりの記事を参照してほしいのだが、迷惑メール評論家の私は詐欺と向き合うのが仕事なので、あえて掛け直してみることにした。
・用件を聞こうか
まずは「サンピエール島・ミクロン島(+508)」からの電話にお折り返しをしてみたところ、「ツー・ツー・ツー」と話中的な反応。少し間を空けて何度も何度も掛け直してもツー・ツー・ツー。……何がしたいんだ?
続いては「セーシェル共和国(+248)」からの電話番号にコールしてみたところ……
「こちらは、ソフトバンクです。おかけになった電話番号への通話は、お取り扱いできません」
……がループされるといった感じ。
──てな感じで、どちらの国からの電話に折り返しても、私の場合は「かからなかった」という結果になったのであった。おい……用件は何なんだ? いったい何が狙いなんだ?
なお、もちろん、先述の通り謎の国からの着信は、高額な通話料を請求される『国際ワン切り詐欺』である可能性が高いので、絶対に折り返ししないこと。ゴルゴ13風に言うならば、「ヤツらに、かまうな……」だ。
参考リンク:日本経済新聞、西日本新聞、東京新聞
執筆:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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