PPIH、J-CASTニュースの取材に虚偽回答 担当者には厳重指導「広報全体の教訓として再発防止に努める」

J-CASTニュース

   ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを展開するパンパシフィック・インターナショナル・ホールディングス(PPIH)が、J-CASTニュースの取材に対し、虚偽の回答を行っていたことが分かった。


  • パンパシフィック・インターナショナル・ホールディングス(PPIH)公式サイトより

ポップデザイナーのコメントが事実に反する内容だった

   発端は、グループ会社・ユニーが展開するアピタ長岡店の店頭販促物(POP)に関する取材だった。「OHH~!!大きなぬいぐるみ」などの独特な文言がSNSで話題になっており、J-CASTニュースはポップ制作の背景や商品について取材を申し込んだ。

   PPIHメディア販促部社外広報課の担当者は、ポップデザイナーから受け取ったとするコメントなどをJ-CASTニュースにメールで送付した。話題のポップは、ポップデザイナーが人気マンガに触発されて制作したなどと説明した。

   J-CASTニュースはこの回答を2023年3月2日に公開した記事「『OHH~!!』アピタのポップもはや芸術作品? 専属デザイナーが遠慮なく明かす、制作の裏側」で紹介した。

   しかしその翌日、ユニー関係者からPPIHの回答は「虚偽」だとする情報提供がJ-CASTニュースにあった。実際は、ポップデザイナー本人のコメントではなく、広報が作成したものだという。触発を受けたとして紹介されたマンガについては、読んだことすらないと説明した。

   その後、PPIH広報から記事を取り下げるよう連絡が寄せられた。J-CASTニュースが改めて確認を進めると、PPIH広報は取材への回答に事実に反する内容を含んでいたことを認めた。

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