「Makuake」発の商品がテレビ通販に–マクアケとショップチャンネルが協業

CNET Japan

 応援購入サービス「Makuake」を運営するマクアケは3月10日、テレビ通販専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営するジュピターショップチャンネルとの協業を発表した。Makuakeで実績を残した商品をショップチャンネルのテレビ放送とWebサイトで紹介する。


左からジュピターショップチャンネルで執行役員 営業統括本部長 兼 販売企画本部長を務める宮内正史氏、マクアケの共同創業者で取締役を務める坊垣佳奈氏

 今回の協業では、Makuakeのプロジェクト発で一般販売されている商品をショップチャンネル内で紹介する。プロジェクトの誕生や実行者の熱意などにフォーカスした特別番組「Makuake Selection」を放送するという。紹介する商品の基準については、プロジェクトの実績のほか、実行者の意向なども踏まえる。

 初回の放送は4月15日の11〜12時、23時〜24時を予定するほか、ショップチャンネルの公式ページにも3月24日より特設サイトを設ける。今後は四半期に1回程度、こうした取り組みを実施するという。

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ショップチャンネルで紹介するMakuake発の2商品。左から「BAKUNE MAKURA」、「ONE STROKE」

 加えて、ショップチャンネルがこれまでに紹介してきた商品の事業者に対し、Makuakeの応援購入サービスを利用しやすくする取り組みも実施する。具体的には、Makuakeの検索窓に専用のハッシュタグ「#ショップチャンネル」を設け、該当事業者のMakuakeでのプロジェクト実施をサポートする。

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ショップチャンネルで紹介した商品の事業者がMakuakeで新商品のプロジェクトに挑む。左から「エアーパットサポーター」(仮称)、「アテックスルルド暖クッション」

商品のストーリーを丁寧に伝えるビジネスモデルが共通

 両社は協業に至った経緯について「良質な商品を発掘・開発し、ストーリーを丁寧に伝えることで成立するビジネスモデルが共通だった」と説明する。

 また、両社で顧客層が異なる点も協業のメリットだという。ショップチャンネルは総務省から認可を受けた放送事業者でもあり、顧客はテレビを視聴する女性が中心となる。一方のMakuakeはECで男女問わず利用されているという。協業によって、両社がこれまでカバーしきれなかった顧客にリーチできる。

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 マクアケ共同創業者で取締役の坊垣佳奈氏は「我々はMakuakeで成功したプロジェクトが、1次流通に羽ばたける土壌を作る取り組みに注力している」と説明。ショップチャンネルでの露出は、商品の1次流通拡大を支援する取り組みの1つであるとも述べた。

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