くら寿司株式会社は3月2日、回転寿司チェーン「くら寿司」にて、回転レーンでの迷惑行為を防ぐ、AIテクノロジーを活用した「新AIカメラシステム」を全店舗で導入した。同社によると、このようなシステムは回転寿司業界初の取り組みだという。
レーン上にAIカメラを設置し、不審なカバーの開閉などの迷惑行為を捉えたら本部に通知。本部の担当者が該当店舗の責任者に連絡し、異常が検知されたすし皿の撤去、顧客への声かけ、場合によっては警察に通報などの対応を行う。同時に、迷惑行為や対応中の様子の録画も行う。
回転寿司店における迷惑行為が相次ぎ、SNSやテレビなどでも問題視されている。くら寿司では、このことがセルフサービス形式への飲食店への不安や、外食産業全体の危機にもつながると認識。2003年より店舗運営支援のために導入していた「店舗遠隔支援システム」を活用し、本システムを構築したという。