OpenAIがGPT-4などAI最新モデルを月額350万円~2000万円超で使える「Foundry」開始

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AI研究団体・OpenAIが、最新モデルを利用できるプラットフォーム「Foundry」を立ち上げて、一部ユーザーに早期アクセス権を与えています。価格は「GPT-3.5 Turbo」モデルインスタンスが月額2万6000ドル(約350万円)、「DV(32K max context)」モデルインスタンスが月額15万6000ドル(約2130万円)に設定されているとのことです。

OpenAI Foundry to offer dedicated compute for customers to run AI workloads – DCD
https://www.datacenterdynamics.com/en/news/openai-foundry-to-offer-dedicated-compute-for-customers-to-run-ai-workloads/

OpenAI’s Foundry will let customers buy dedicated compute to run its AI models | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/02/21/openai-foundry-will-let-customers-buy-dedicated-capacity-to-run-its-ai-models/

OpenAI’s Foundry leaked pricing says a lot – if you know how to read it
https://cognitiverevolution.substack.com/p/openais-foundry-leaked-pricing-says

「Foundry」について、OpenAIは「OpenAIの最新モデルを専用設備で動かすためのプラットフォーム」と表現していて、まもなく、微調整オプションが提供される予定であることが明らかになっています。

専用の割り当て領域は、OpenAIの優先パブリッククラウドプラットフォームであるAzure上に静的割り当てされるものとみられ、ユーザーはOpenAIがモデルの構築と最適化に使用しているのと同じツールやダッシュボードを使って、特定のインスタンスをモニターすることができます。

Foundryの利用は3カ月単位か1年単位の2択で、年払いだと15%ほど値引きされます。価格は1ユニットあたり月額260ドル(約3万5000円)、年額だと2640ドル(約36万円)。各インスタンスごとの価格は以下のようになります。なお、以下の「DV」とは「Davinci」のことで、ほぼGPT-4だと情報を提供したトラヴィス・フィッシャー氏は述べています。

ユニット/インスタンス 3カ月利用時価格 1年利用時価格
GPT-3.5 Turbo 100 7万8000ドル(約1060万円)/1カ月あたり2万6000ドル(約350万円) 26万400ドル(約3600万円)/1カ月あたり2万2000ドル(約300万円)
DV(最大コンテクスト8K) 300 23万4000ドル(約3190万円)/1カ月あたり7万8000ドル(約1062万円) 79万2000ドル(約1億800万円)/1カ月あたり6万6000ドル(約900万円)
DV(最大コンテクスト32K) 600 46万8000ドル(約6380万円)/1カ月あたり15万6000ドル(約2130万円) 158万4000ドル(約2億1600万円)/1カ月あたり13万2000ドル(約1800万円)


DVのインスタンスに設定されている「最大コンテクスト」とは、モデルがテキスト生成前に考慮するテキストの量を示すコンテクストウィンドウのことで、GPT-3.5だと最大4Kのコンテクストウィンドウがあります。

ニュースサイトのTechCrunchはOpenAIのこうした施策について、Microsoftからの巨額の出資を受けたことで、利益を上げなければならないプレッシャーにさらされていると指摘しています。

MicrosoftがOpenAIに対し数千億円規模の出資を行い長期的なパートナーシップを締結したことを発表 – GIGAZINE


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