トルコライス!
長崎のトルコライスを初めて食べたのはいつだっただろう。
カツ、ピラフ、スパゲッティ=トルコライス
美味しいことが約束されたコンビネーションである。
思いだすと食べたくなるのがトルコライスなのだけれど、これだけ食べに気軽に長崎に行くわけにもいかない。なんとか手軽に再現できないものだろうか。
※この記事は長崎新聞首都圏版『大江戸↔︎長崎 瓦版』特別号外にも掲載しています。見つけたら手に取って読んでみてください!
トルコライスが食べたい
出張先で食べて美味しかったものを、たまに思いだして食べたくなることがある。
秋田のきりたんぽ鍋、高知のカツオ、長野のソースカツ丼などなど。挙げればきりがない。
そして僕がいま食べたいのが長崎のトルコライスである。
トルコライスはカツとピラフとスパゲッティで構成された最高に美味い一皿である。ずっと前に本場長崎で食べたトルコライスは(ところでなぜトルコなのか…)という思いを忘れさせてくれるほどの美味さだった。
そんなトルコライスだが、探せば都内でも食べることができる。
席について周りを見渡すと、店内にいた4人のうち2人がトルコライスを食べていた。僕も注文したので5人中3人がトルコライスである。半数だ。法案通せる。
わくわくしながら待つこと5分。運ばれてきたトルコライスが、僕を長崎へと瞬間移動させてくれた。
三人そろって
池尻大橋三好弥さんのトルコライスはピラフの部分がスパイシーなドライカレーになっていて(本場長崎でもチャーハンだったりピラフだったり、わりと自由度が高い料理らしいです)、トルコライスの名前をちゃんと気にかけているように思えた。
美味い。
長崎出身の知り合いが「トルコライスは大人のお子様ランチですよ」と言っていたが、その通りだと思う。みんなが平均して好きなものを選んで乗せたら最高の皿になりました、それがトルコライスなのだ。
もう一店、渋谷の長崎居酒屋にもトルコライスがあったので注文してみた。
こちらのトルコライスもピラフの部分がスパイシーなドライカレーだった。もしかしたらいまトルコライス業界では、スパイシーカレーがスタンダードになっているのかもしれない。
こちらのトルコライスもまんまと美味しくて、トルコライス欲が満たされるどころかさらに長崎に行きたくなってしまった。