MicrosoftがBingチャットAIの一般公開を前に、回答文への広告掲載を計画中であることを、海外メディアが報じている。
現在、BingのチャットAIは、利用にあたっては順番待ちの登録が必要であるなど、まだ一般ユーザーにまで開放されていないが、検索エンジンとしてのBingがこれまでになく注目を集めているのは紛れもない事実。こうした背景から、Microsoftは近い将来に予定される一般提供を前に、同チャットAIから収益を得るために、広告の表示を検討している模様だ。Microsoftと広告代理店との話し合いの中で、ユーザーへの応答の中に有料リンクを含めるなどの方法を模索していることが開示されたと報じられている。この動きに対して海外メディア「Neowin」は、Microsoftが最近、Windows内でWindows 11とMicrosoft 365の広告を掲載しようとしてユーザーの反発を招いたことを挙げ、同社の性急な動きをやんわりと牽制している。