記念すべき第1回大会からわずか2か月。早くも『蛍光灯の箱投げ全国大会』の第2回が開催された。
前回、競技の発案者なのに優勝を逃した私は、「必ず雪辱を果たす」と胸に誓い挑んだのだが…。大荒れの展開となった大会のリポートをお届けする。
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まずは競技のおさらい
はじめに、もう一度この競技の成り立ちとルールを。
昨年、私がDPZ林編集長に「蛍光灯の長い箱を投げると結構飛ぶんですよね」と話したところ、林さんが即座に体育館を予約。あっという間に第1回全国大会が開催された。
競技のルールはいたってシンプル。
①まずは素の状態の蛍光灯の箱(素箱)を投げる
②その後、より遠くに飛ぶよう箱を改造する
③改造した箱(改造箱)を投げる
④「素箱の飛距離+改造箱の飛距離」の合計で競う
というものだ。今回のリポートを読む前に、できれば前回大会の様子を読んで頂けるとありがたい。(舞いあがれ!「第一回蛍光灯の箱投げ全国大会」)
今回は参加選手増!会場もさらにグレードアップ!
第1回大会は5人の選手で競ったが、今回エントリーしたのは7人とスケールアップ。
前回王者であるトルー選手、私、べつやく選手以外は今回が初参加。謎のオーラに満ちているのはサイバーおかん選手。
日本をもっとサイバーにすべく日頃から電飾を身につけ活動している彼女。前回は禁止していたが、今回からは動力を用いた改造もOK。彼女ならこの競技に“サイバー”という新風を巻き起こしてくれるはず。
スケールアップしたのは参加人数だけではない。会場も前回より豪華になった。
DPZが蛍光灯の箱飛ばしに社運を賭けている証左だろう。早速、大会準備と参加者達のウォームアップが始まる。
果たして、栄光の「蛍光灯の箱投げ杯」は誰の手に。
まずは素箱投げから。白熱の展開になった!
じゃんけんで順番を決め、まずは素箱を投げていく。
この素箱投げは前回同様、普通にスポーツとして白熱した展開になった。
なんと初参加の安藤選手と藤原選手がK点(蛍光灯の箱点、の略)である10m越えを叩き出したし、前回王者のトルー選手は驚異の11m越え。
私は「勝たねば」というプレッシャーのせいで、肩に力が入った。大きく引き離されたが、諦めるのはまだ早い。工夫次第で1投目の失敗を帳消しにできるのがこの競技の面白さ。王座奪還にむけて、箱の改造にすべてをかける!