WBC韓国代表を「調理師の郷土料理」が強力後押し 準V以来14年ぶり派遣「期待大きい」…韓国報道

J-CASTニュース

   2023年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する韓国が「万全」の態勢で大会に臨む。韓国代表は米アリゾナ州で強化合宿を行っており、目標のベスト4に向けて調整している。

   地元スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)によると、チームを支援する韓国野球委員会(KBO)が、異国で強化合宿を張る代表に「最高」の環境を提供したという。

  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

    WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

13年大会からはケータリングサービス利用

   宿舎は1泊30万ウォン(約3万円)を超える高級リゾートホテルを用意し、米国に在住する調理師をホテルに派遣。食卓には焼肉やキムチなど韓国を代表する料理がずらりと並び、連日選手の胃袋を満たしている。朝夕はホテルで食事し、昼は調理された料理を球場で楽しむという。

   KBOがWBC代表宿舎に調理師を派遣したのは09年大会以来14年ぶりだという。同大会の韓国は日本で行われた1次ラウンドを1位で通過し2次ラウンドに進出。2次ラウンドは米サンディエゴ、マイアミでそれぞれ行われ、準決勝、決勝はロサンゼルスで行われた。

   韓国は決勝まで進み、KBOはロサンゼルスの代表宿舎に調理師を派遣した。決勝戦で日本に3-5で敗れ準優勝に終わったが、調理師が振る舞った郷土料理が躍進した要因のひとつだったという。調理師の「効果」は結果となって表れたが、予算の関係からかKBOは09年大会を最後に調理師の派遣をやめ、ケータリングサービスに切り替えた。

   同メディアは、KBOが14年ぶりに調理師を派遣したことで「今大会への期待が大きい」と指摘。そしてサッカーのワールドカップ(W杯)ではサッカー協会が大会ごとに調理師を派遣し、代表選手に栄養と味が調和した食べ物を提供しているとした。

   WBCは野球W杯のようなもので、今回の強化合宿で調理師を派遣したことで選手たちは「母の味」を堪能することできるとした。合宿は2月28日まで行われる予定で、この間、調理師による郷土料理が毎日振る舞われるという。

   1次ラウンドで日本と同じグループBに属する韓国は、3月9日の初戦でオーストラリアと対戦。注目の日韓戦は10日に行われ、12日にチェコ共和国、13日に中国と対戦する。

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