USBによる充電が普及するに伴って、近年の電源タップは、USBポートを搭載した製品が増えている。USB Type-Aポートはもちろん、最近はUSB Type-Cポートを搭載した製品も続々と登場している。
これらは電源タップとUSB充電器を別々に用意するのに比べ、コンセントを一口しか消費しないのが大きな利点だ。コンセントの数が限られた環境で、コンセントの分配に加えてUSBによる給電が可能となれば便利なのは当然で、人気があるのもうなずける。USB PD(USB Power Delivery)に対応し、急速充電も可能となるとなおさらだ。
今回はこうした、電源タップとUSB充電器の両方の機能を兼ね備えたアイテムを厳選して紹介する。いずれもUSB PDに対応することを条件としているので、最大出力が手持ちのデバイスに見合っているかも参考にしつつ、自身の用途にぴったりの製品を選んでほしい。
- スティック型のスリムボディAnker「511 USB Power Strip」
- ケーブルをボディに巻けるモバイル仕様、海外でも利用可能Anker「615 USB Power Strip」
- 最大65WのUSB PDに対応、延長ケーブル感覚で使えるMATECH「Sonicharge Combo 65W」
- 最大65WのUSB PDに対応、100W対応ケーブルも付属Baseus「PowerCombo」
- USB PDは最大100W、USB Type-Cは充実の3ポートUGREEN「DigiNest Pro」
- キューブ型のユニークなボディUGREEN「DigiNest Cube」
- 360度どの方向からでも差せるタワー型エレコム「ECT-2120BK」
- ケーブルを巻き付けて持ち歩けるモバイル向けSTYLED「USB-PD Power TAP」
- コンパクトさが売りのタップ型トップランド「TPD15-WT」
スティック型のスリムボディAnker「511 USB Power Strip」
スティック型のモバイルバッテリに似た細身のボディの両側にコンセント×2を搭載した製品。直付けのケーブルは1.5mと長く、壁面コンセントからテーブル上に引き出して使う用途に向く。保証が最大18カ月と長いのも売り。最大出力は1000W、USB PDの最大出力は30W。
ケーブルをボディに巻けるモバイル仕様、海外でも利用可能Anker「615 USB Power Strip」
シリコン素材のボディをめくってケーブルを巻き付けられる、モバイルユースを前提とした製品。プラグ部が90度曲がったL字仕様なのも珍しい。入力電圧が100-240Vなので海外での利用にも向く。ブラックのほかホワイトもラインナップ。最大出力は1000W、USB PDの最大出力は65W。
最大65WのUSB PDに対応、延長ケーブル感覚で使えるMATECH「Sonicharge Combo 65W」
細長いボディの両側および上面に3極仕様のコンセント×3を搭載した製品。USBポートはすべて同じ面に配置されており延長ケーブルのような感覚で使用できる。重量がややあるのでモバイルよりも据置利用向き。保証も通常2年と長い。最大出力は1250W、USB PDの最大出力は65W。
最大65WのUSB PDに対応、100W対応ケーブルも付属Baseus「PowerCombo」
細長いボディの両側に3極仕様のコンセント×2を搭載した製品。USBポートがすべて同じ面に配置されており延長ケーブルのような感覚で使用できる。100W対応のUSB Type-Cケーブルが付属するのも他製品と比べた場合のメリット。最大出力は1250W、USB PDの最大出力は65W。
USB PDは最大100W、USB Type-Cは充実の3ポートUGREEN「DigiNest Pro」
最大100WのUSB PD出力に対応したタップ。コンセントは一般的な2極仕様と、アースが付いた3極仕様が混在する珍しい仕様。側面直付けのケーブルは1.8mと長く、集中スイッチも搭載する。ボディはかなり大柄なので設置場所に注意。最大出力は1,250W、USB PDの最大出力は100W。
キューブ型のユニークなボディUGREEN「DigiNest Cube」
前出の「DigiNest Pro」を切り詰めたかのようなキューブ型のボディが特徴。コンセントはアースが付いた3極仕様を採用する。ケーブルは背面直付けで、集中スイッチも付属。USB Aポート×2の同時利用は推奨されていない点に注意。最大出力は1,250W、USB PDの最大出力は65W。
360度どの方向からでも差せるタワー型エレコム「ECT-2120BK」
360度どの方向からでも差し込めるタワー型のボディが特徴。コンセントは2段に分かれて配置されているためACアダプタ接続時も干渉しにくい。壁面への固定にも対応しており、コンセントがさらに多い3段モデルも用意されている。最大出力は1300W、USB PDの最大出力は45W。
ケーブルを巻き付けて持ち歩けるモバイル向けSTYLED「USB-PD Power TAP」
ケーブルを本体側面に巻き付けて持ち歩けるモバイル向けのタップ。同じ形状をしたモバイルタップは複数メーカーから発売されているが、コンセントとUSB Aポートがそれぞれ3つ搭載されている製品は希少。最大出力は1400W、USB PDの最大出力は30W。
コンパクトさが売りのタップ型トップランド「TPD15-WT」
USBの口数は少なく出力も控えめだが、最小クラスのボディサイズが特徴。一般的なモバイルタップと比べコード部が1.5mと長いので、壁面コンセントからテーブル上に引き出して使う用途に向く。プラグ部は90度曲がったL字仕様。最大出力は1,400W、USB PDの最大出力は18W。
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