「真冬のデスクワークは腕が痛い! 寒い!! 解決するガジェットはないか?」――急遽テレワークを導入した中小企業の顛末記(129)【急遽テレワーク導入!の顛末記】

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タイピング時の腕や肘の辛さを解決すべく、グッズを導入してみた

 IKEAの奥行きが80cmと広々サイズな電動昇降ワークデスク「BEKANT(ベカント)」を購入したことで、机の天板に肘を置いて、キーボードがタイピングできるようになった。以前に椅子のひじ掛けに肘を置いていた時よりも、肩への負担が軽減した気がする。

……この記事を書いている時点で、東京都でまん延防止等重点措置が解除されてから319日が過ぎた。

 私が勤めている新宿にある中小企業では現在、各スタッフが可能な範囲でリモートによる業務を行っている。その中で、今回は机の上に肘を置くようになったことで生まれた、新たな問題を解決していきたい。

【今回のハイライト】

モニターアームの導入で机が広々と使えるように

電源タップを天板の裏にスッキリ整理

さらに、冬の寒さを解決するガジェットも

1月31日(火):天板の奥行80cmで快適……のはずが、新たな問題が

 「BEKANT」は天板の奥行きが80cmあるので、タイピングの時などは肘を天板の上に乗せることができる。これによって肩への負担が軽減したのだが、それと同時に新たな問題も発生した。それが、天板に乗せた腕が寒いことと、肘が痛くなるということだ。

 筆者はビデオ会議の時をのぞいて、自宅ではスウェットなどラフな姿で仕事をしている。つまり、出勤時よりも着ている服が薄くなるのだが、おかげで机の上に置いた腕が、天板によってすっかり冷やされてしまった。さらに、長時間タイピングをしていると、腕の荷重が集中する肘が痛くなってくる。服を着こんで仕事をしていたオフィスでは、あまり気にならなかっただけに、これは予想外の出来事だ。

天板の奥行きが80cmあるので、手前の部分に肘や腕を乗せられるようになったが……、冬場は寒いし、肘が痛くなってきた

2月2日(木):電熱デスクパッドで腕の冷たさから解放された

 天板の冷たさを解決できるアイテムを探していたところ、「電熱デスクパッド」という、ホットカーペットのデスクマット版のような製品があったので、さっそく購入してみることに。PCの周辺機器では、以前からハンドウォーマーやカップウォーマーがあるのは知っていたが、今では机全体を温めることもできるらしい。

キーボードの手前部分に電熱デスクパッドを配置。幅が80cmあるので、両腕をカバーできた

この製品では温度を40℃から50℃まで、3段階で調整できる。ただ、40℃でも十分すぎるぐらい温かい

 Amazonでいくつかの商品の概要を見ていると、コスパの良い海外製品はだいたい似たようなスペックだったので、なるべく評判の良さそうな製品を購入することにした。価格は2000円台で、マニュアルの日本語も怪しかったが、電源を入れたところ数秒でパッド全体が温まった。パッドの上に置いている腕の部分、特に血流の多い手首が温まったせいか、腕全体が寒さを感じなくなったのは本当にありがたい。

 ただ、このサイズを温めるとなるとUSB給電では追い付かないようで、この手の商品は基本的にAC給電になっているようだ。まぁ、PCの電源にあまり負荷を掛けるのも怖いので、AC給電の方が無難かもしれない。

 さらに、この製品は最低温度が40℃までしか設定できないのだが、これが思った以上に温かい。だいたい、一般的な使い捨てカイロと同じぐらいの温度なので「大丈夫かな?」と思っていたが、長時間使っていたら肌がカサカサになりそうだ。

 そこで、適度にオンオフしながら使っていたところ、腕の冷えはすっかり解消された。どうやら天板自体が一度温まったら、ある程度の時間はオフにしていても、冷たさを感じずに済みそうだ。

2月3日(金):肘の痛みの原因は分割キーボードにもあった?

 電熱デスクパッドの導入で「肘の痛みもなくなるかな?」と思ったのだが、フェイクレザー製のデスクパッドは割と硬くて、完全に解消するまでには至らなかった。

 ただ、痛みは左腕の肘にのみ感じていたので、その理由を探っていたところ、どうやら原因は片手キーボードにもあったらしい。これは分割キーボードの代用品として、左手の入力に使っているもの。肩幅の位置に配置すると、肩を狭めることなくタイピングができて楽なのだが、腕の角度が変わったことで肘の骨が机に強く当たっていたようだ。

ジェルが封入されたリストレストを、肘の位置に配置。これで肘の痛さからも解放された

 このような場合には、アームレストを利用するのが一般的だが、電熱デスクパッドの上で使ってよいものかが気になった。ひとまず、自宅にあったリストレストを肘の位置に置いて代用することに。寒さが和らいだら、改めてアームレストの導入を検討したいと思う。

 80cmの奥行きのあるデスクを手に入れるとともに、電熱デスクパッドを使うなどして、快適に仕事ができるようになった。とはいえ、まだまだやれることはありそうなので、これからもデスク周りの環境改善を検討していきたい。

とある中小企業に勤める会社員、飛田氏による体当たりレポート「急遽テレワークを導入した中小企業の顛末記」。バックナンバーもぜひお楽しみください。

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