アマゾンジャパンは2月1日、第5世代となる「Echo Dot」と「Echo Dot with clock」の予約受付を開始したと発表した。2月14日から出荷を開始する。
いずれも、前世代のコンパクトな球体デザインはそのままに、10%大きくなった44mmスピーカーを搭載。よりクリアな高音と、前世代比最大2倍の深みのある低音を実現するという。モーション検知機能も引き続き搭載し、部屋に入ると照明を自動的に点灯させるといったこともできるとしている。
また、新たに温度センサーを搭載。室温の変化に伴いエアコンや扇風機を自動でつけるといった使い方ができる。そのほか、デバイスの上部をタップするだけで、音楽の一時停止や再開、タイマーを止めたり、通話を終了したりすることが可能となった。ベッドルームでもう少し寝ていたい時は、枕元に置いたデバイスをタップするだけで、アラームをスヌーズに変更可能だ。
サステナビリティを考慮し、再生利用ポリエステル糸100%と再生利用プラスチックを56%以上使用。デバイスを使用していない間の消費電力を抑制する低電力モードも搭載するとしている。
Echo Dotは「チャコール」「グレイシャーホワイト」「ディープシーブルー」の3色を展開し、価格(税込)は7480円。Echo Dot with clockは「グレイシャーホワイト」「クラウドブルー」の2色展開で、価格は8480円。いずれも一部の家電量販店でも販売する予定だ。
なお、Echo DotとEcho Dot with clockの違いは、Echo Dot with clockで搭載する5×21ドットの「LEDドットマトリクスディスプレイ」にある。時間やアラームだけではなく、天気アイコンや曲名、アーティスト名などの表示に対応する。ただし、日本語はカタカナのみの表示となり、曲名、アーティスト名は、一部のみの対応になるとしている。
さらに、新モデルのEcho Dot、またはEcho Dot with clock2台を活用したステレオサウンドや、「Fire TV」シリーズと組み合わたホームシアター環境が簡単に構築できるという。
Echoデバイスが「Matter」に対応
同社は2月1日から、第5世代Echo DotとEcho Dot with clockを含む17種類のEchoデバイスにおいて、スマートホームデバイスの標準規格「Matter」のWi-Fi経由での対応を日本国内でも開始した。Androidアプリでのセットアップが対象となる。
Matterへの対応は、スマートホーム製品のセットアップを容易にして使いやすくし、互換性を高めることを目的とした第一歩となり、今後はiOSやThreadでの利用、対応デバイスの拡充をはかるとしている。