「ナイスアイデア」「素晴らしい工夫」――。出先で寿司を買ったものの、箸を貰い忘れたというツイッターユーザーの機転が、SNS上で発想力がすごいなどと話題になっている。
投稿者・きしもとたかひろさん(@1kani1dai)は、J-CASTニュースの取材に、「何も考えずにしたツイートに大きな反響があり少し恥ずかしいです」と感想を述べている。
「思ったよりしっかりお箸だった」
『大人になってもできないことだらけです』(KADOKAWA)の著者で、普段は学童の支援員として活動しているきしもとさんは2023年1月22日、新幹線に乗ってから、寿司を買った際に箸を貰い忘れたことに気が付いたとツイッターに投稿した。
同じ投稿で、きしもとさんは「常備していたA4用紙と幼少期に培った技術を駆使してどうにか助かった。糊付けは一粒のシャリ。これぞ生きる力」と続け、細長く丸めた2枚の紙を箸にして寿司を持ち上げる写真を紹介した。
この投稿が1月25日までに1万1000件のリツイートや10万4000件のいいねを集めるなど話題になり、ユーザーから「ナイスアイデア」「素晴らしい工夫」「発想の転換がすごい」などの称賛が相次いだ。ただ、一部のユーザーからは「寿司なら手でいい」といった声も上がっている。
きしもとさんは23日、取材に対し、常備しているA4用紙は「イラストを描いたりメモをしたりするために持っているものです」と説明。「幼少期に培った技術」とは、広告を細く丸めて棒にしてチャンバラにした経験をしていたという。
A4用紙の紙と幼少期の技術を生かし、きしもとさんは「紙の端から小さくクルクル巻いて棒状にして、最後に紙の箸を米粒で止めました!」と今回のアイデアについてツイッターで説明している。
寿司なら素手でも食べられるといった声も上がっているが、きしもとさんは「思ったよりしっかりお箸だったので、おそらくまたやると思います」と取材に答えた。