井上尚弥、WBC・WBO王者フルトンと対戦か 今春日本開催に向け交渉…米ESPN報道

J-CASTニュース

   米スポーツ専門メディア「ESPN」(WEB版)が2023年1月18日、プロボクシングの元世界バンタム級4団体統一王者でWBO世界スーパーバンタム級1位・井上尚弥(大橋、29)とWBC・WBO同級王者スティーブン・フルトン(米国、28)の両陣営が今春の対戦に向けて交渉していると報じた。日本開催を目指している。

   フルトンは2月25日に米ミネソタ州ミネアポリスで行われるWBC世界フェザー級暫定王座決定戦に出場し、元WBA・WBC世界スーパーバンタム級王者ブランドン・フィゲロア(米国、26)と対戦を計画していた。


  • 井上尚弥選手(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

フルトン「俺はビッグファイトをためらわない」

   「ESPN」によると、フルトン陣営が井上陣営と交渉していることを受け、フィゲロア陣営は方向転換し元WBC世界フェザー級王者マーク・マグサヨ(フィリピン、27)と3月4日に対戦する契約をまとめているという。

   フルトンは昨年6月に「ESPN」の取材の中で井上との対戦について、意欲を示していた。

「(井上戦は)とてつもないことだとは思わない。(俺がフェザー級に移る前に)間に合うようであれば現実的だと信じている。俺はビッグファイトをためらわないし、多くの人が見たいと思っている」

   井上は昨年12月にWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(英国、34)をKOで下し世界バンタム級4団体王座統一に成功した。1月13日にバンタム級4団体王座を返上し、スーパーバンタム級転向を表明。バンタム級スーパー王者に認定されていたWBOでは指名挑戦権を有するスーパーバンタム級1位にランクインした。

   井上は14日に神奈川・座間市で行われたイベントに出席し次戦に言及した。スポーツ紙などの報道によると、陣営は次戦を今春に予定しており対戦候補に関して所属ジムの大橋秀行会長(57)から伝えられているという。

   井上は対戦候補の名を明かさなかったが「すごくモチベーションの上がる相手ではありますね」とし、「モチベーションが上がった時、自分は良い試合ができているので自分に期待しています」と意気込みを語った。

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