僕には表情がない。どんな写真を撮ってもいつも不幸そう。たまには、最高にハッピーな自分を撮ってみたいものである。
となると、僕にとってハッピーな瞬間を撮り続けていれば、そんな一枚に出会えるのでは!と思うが、僕にとってそれは、毎週の「ジャンプを買った瞬間」と言えよう。
となると、毎週ジャンプを買った瞬間を撮り続けていれば、1年において最もハッピーな自分に出会えるはず! ってことで今回は、1年間撮り続けた50週分の謎写真の中で、最もハッピーなのは一体どれか!?明らかにしてみたいと思うッ!
では、この1年間、毎週ジャンプを買った瞬間を
自撮りし続けた写真を、1号から見ていこう。かなり異常なビジョンにはなるが、ハッピネスを求めなんとか見てほしい。
まず最初の写真。コンビニでジャンプ1号を買った直後の僕。ジャンプを手にして幸せいっぱいなわけだが、表紙の「ヒロアカ」の2人のように腕を天に掲げたい気分、が伝わらない自撮りスキルであった。
続いての号では、大好きな「呪術」の表紙を手にして、興奮で写真もブレてしまったのだね。たぶん。
年末の合併号ゆえ、暗くて見えないが各漫画のキャラが表紙に大集合していて、暗くて見えないが、僕もとても嬉しそうなのであった。…ちなみに一方、実は都度、我が愛犬ももも、2ショット画像を撮って
ツイートしてたので適宜紹介していこう。飼い主と同レベルである。
久々のジャンプに大興奮している、のだが、暗すぎる。撮影クオリティーの悲惨さが予測される。
犬的にもドンマイである。
前号まで暗すぎたので、やや離れた明所で激写。表紙の「アンデラ」の2人同様、ピースしたいほど幸せな僕が伝わっていることを願う。
また幸せすぎて撮影がおろそかになったか、暗さゆえ、ジャンプなのかどうかもわからない。
また幸せなのだが、暗さゆえ、もはや僕なのかどうかもわからない。
…そして「週刊少年ジャンプ」2022年10号は撮り忘れた。
次クル落語漫画「あかね噺」が始まった号だが、僕だとわかるだけ、
撮影スキルは進歩したようだ。
推し作家による問題作「地球の子」が始まった号で、さぞ嬉しそうだが、黒すぎる。目を暗順応させていこう。
と、ハッピーな写真がたくさん並んでるはずなのだが、おそらく伝わっていないのがもどかしいダークネスさである。
ちなみに、ジャンプは毎晩のウォーキングの際に買っていたのだが、この時期は、暗所でも通行車から目立つようにと、白いジャンパーを着た格好をしていた。語感的にはジャンプにふさわしいと言えよう。
そんな白いジャンパー姿で、毎週月曜に必ず、ジャンプを買いに現れるので、この頃、店員からは絶対、「白ジャンパー」とか呼ばれていたことだろう。まぁそれが地域に密着するということだ。(違う)
一方これでも、「ヒロアカ」のようなヒーロー気分になるほど、アガっているのである。
画質もJPGなのにGIFクオリティーに。
もうただの不審者である。
ももは安心してほしい。
春になり、おかげで僕も表紙のように、春!満開である。
たとえ雨でも歩いて買いに来る価値のある雑誌、それがジャンプ。
今号は合併号ゆえ、各漫画のキャラが表紙に大集合で、僕もたいそう嬉しそうである。真っ黒だが嬉しそうなのである。
ももも複雑なようである。
すごいスマホを題材とした「すごいスマホ」っていうすごい(そのまま!)タイトルの漫画が始まったので、ついこれを撮るスマホも、すごく震えてしまったのだ。
人気魔女漫画「ウイッチウォッチ」の女子との2ショットで、ちょっと緊張した面持ちである。
表紙の坂本たちのようなスーツ姿に、もう何年もなってないことに気づいた表情でもある。
好きなロボコのアニメ化の喜びで、はちきれんばかりなのである。
この頃は、時期的にパーカーを着て歩き回っていて、毎週月曜にパーカー姿で買いに現れていたので、店員からは「パーカー」と呼ばれていた可能性は高いだろう。
ネットでもバズった新連載龍女子漫画「ルリドラゴン」が始まるも、表紙の女子との温度さは否めない。
新連載の「ルリドラゴン」は、日常系に限界来たら、ジャンプっぽくドラゴンバトルに変更できる余地がありそうでいいけど、それにしても最近始まってる新連載のコマが異様にデカくて最近の読者のリテラシーが気になっている犬。 pic.twitter.com/603OYxRdtW
— ヨシダプロ (@yoshidapro) June 13, 2022
犬的には気にしないでいいことである。
ワンピの映画推しの時期で、Adoとのコラボが公開された号だが、僕がイヤホンで聴いてるのは、もちろんミスチルだ。
季節的にも明るくなり、ハッピーな僕がより伝わってることだろう。
ちなみに僕が首に掛けてるのは、夜道を歩く際に便利な散歩用プチライトである。で、イヤホンも耳に付けていて、その聴診器感からも医者みたいになっていた。が、こんな医者いない。
そして青空にも、ジャンプは映えるのであった。
盛り上がるヒロアカの表紙も劇的で、僕もさぞ幸せなのであった。メランコリックだが、これ幸せなのである。
ももも暗めであった。
なんとジャンプとサンデーのコラボ表紙!という歴史的な号ゆえに、いつも以上に高揚しているのであった! これでも。
そんなコラボゆえ、この週はジャンプっ子にも関わらずサンデーも買ってしまい、禁忌的な買物に高揚しているのであった! これでも。
ももも高揚していた。
ワンピ映画公開もあり、シャンクスが表紙で、新時代な喜びっぷりだと言えよう。
夏の合併号となっていて、入手した幸せと共に、次週はジャンプが無い、という寂寥感が同居した面持ちなのであった。
合併号後の久々のジャンプゆえ、手にした喜びも倍々なようである。
「ワンピ」のワノ国編の終幕に感極まる一方、ワノ国編の開始時には生まれていたかどうか覚えていない犬。 pic.twitter.com/iWeh8vxvCv
— ヨシダプロ (@yoshidapro) August 22, 2022
ももも感極まっていた。
この時は珍しくジャスコ(イオン)でGETしたゆえに、繁華街ゆえのハメが外れた喜び方であった。
入手できた興奮で、僕同様、シャツの犬も咆哮していた。
めずらしく出社をした際の帰りでも、ジャンプを手にすればその疲れも吹き飛ぶのだ! 吹き飛んでいるのだ!
写真からも、表紙のニカのように自由闊達な気概が伝わってくる。
「ヒロアカ」の暗い展開並みに暗い。
人気青春漫画「アオのハコ」のようなフレッシュさが、皆無だ。
もも的にも同様だった模様。
しかし、いっこうに自撮りのスキルが上がらないのは、なぜか。
買う時間にはもう暗がりでの撮影になるので、これが限界なのだ!
さらには、夜ゆえコンビニのライトが逆光的になるのでこれが限界なのだ! と、いつしか悲惨画像の言い訳に終始しているが、
ついに連載が再開し、嬉しかったのであった。
もはや風呂場で撮っているようだった。
もう闇取引である。
ていうかコンビニって明るいんだね。
そしてまた難しい漫画が始まり、複雑な気分だが、
ももも複雑そうであった。
そんなこんなでついに! 写真技術は一向に上達しないまま、一年で最後の号をGETすることができたのであった! お疲れ様でした!
…と、長きに渡り、地獄画像の羅列は大変恐縮でしたが、では一応
今回の目的であった「今年一年で最もハッピーな写真はどれか!?」を明らかにすべく! それを明らかにできる、つまりは、僕がハッピーな状態ってどんな感じかがわかる、
僕に詳しい家族のみんなに、その一枚を選んでもらうことにしよう! 家族なら、幸せそうな僕(息子)を、判断できるはず!
やる気はさておき、いずれにせよ謎の事態だが、ジャンプを手に幸せそうな大量な息子を、無理やり吟味してもらった結果!
最終的に、家族(特にはもも)が選び出した、今年一年で最もハッピーな僕の写真は、
コチラだったのであった!
ただ明るかっただけ、らしいけど、おめでとう! …まぁどれでもいいよね。というわけで、最高のハッピネスを求めたい方は、ぜひ参考にして、好きなモノを買い続けてみて頂けたら幸いです。ではまた。