【100均検証】ダイソーに完全なる「ミニ四駆」が330円で売ってた! しかし予想外の罠が待ち受けていた…

ロケットニュース24

アラフォーのオッサンたちが幼少時代に熱中したホビーのひとつ、それが『ミニ四駆』だ。我々にとっては「600円=ミニ四駆」であり、いまだに600円という数字を見ると「1ミニ四駆」と換算してしまう私がいる。

そんなミニ四駆が……なんとダイソーに売っていた! 商品のシリーズ名は「POCKET CAR(ポケットカー)』で、価格は1台300円(税込330円)。発見したのは昨年2022年クリスマスイブ(←寂しいな)。自分へのご褒美として、そこに売ってた3種類、すべて買ってみた〜!

・それぞれの印象

あらためてパッケージをじっくり眺めてみる。まず左端の青いマシン。名前こそ『SPEED STAR(スピードスター)』で、ダッシュ! 四駆郎的に言えば『シューティングスター』的な位置付けかと思いきや、ボディのデザインは『アバンテ』+『セイントドラゴン』な雰囲気。

続いて真ん中の赤い『REX REVOLUTION(レックスレボリューション)』は、その名の通り恐竜がモチーフ。しかしそこはかとなく『バーニングサン』や『ブロッケンギガント』を彷彿とさせる無骨なデザインだ。

最後の『BAT FANG(バットファング)』は、もうモロにバットマンの車「バットモービル」をイメージしているのでは……と思った次第。三者三様、きちんとキャラが分かれていてグッドジョブである。


・作ってみた感想

それではさっそく作っていこう。まず「ビニールに小分けされたパーツ類」が箱から出てきて少し感涙。特に「ギア類」「モーターとグリス」「金属類」が小分けになっていたのには「懐かしいぃぃ」と感動しきり。


また、


説明書に書いてあった、このあたりの説明にも懐かしさのあまり感涙。たったの330円で、こんなにも懐かしい気持ちになれるなら、もうすでにお買い得ではあると思う。


んで、


とりあず第一段階のシャーシ部分&ギアの取り付けが終わったのだが、まずこのギア構造から見て思い出されるのは、元祖ミニ四駆である「タイプ1シャーシ」であろう。私が最も熱中していたモデルでもある。


が、


モーターは縦置き。また、このモーター部のパーツと金属の構造からして、ここは「タイプ2シャーシ」を連想させた。いや、ギアの構造からしても、ベースとなるのは「タイプ2シャーシ」なのかもしれない。


そんなこんなで、


ボディのシールも貼り終わり、


充電したての乾電池を入れて……


ケツの留め具もカチっと回して……


スイッチオン!


……


……


_人人人人人_
> 動かない! <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

きちんと説明書通りに組み立てたし、グリスも塗ってるし、電池はあるし、なぜ動かないのか完全に謎。もしかしたら壊れていたのかな……?



とりあえず原因究明よりも先に、2台目『REX REVOLUTION』の組み立てに入ることにした。シャーシは『SPEED STAR』と同じだが、


ボディの、ここの「恐竜の歯」を模したデザインのこのパーツ、きちんと別部品になっているところは芸が細かいなと感心した。


そんなこんなで、


ボディのシールも貼り終わり、


別の乾電池を入れて……


_人人人人人人人_
> スイッチオン! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


……ギャッ、ギャギャギャ……


カラカラカラ……ギャッ、ギャッ……

またもなぜかタイヤが動かない。しかし、モーターは動いているようす。一体何が起きているのかを調べてみた結果……


タイヤのパーツがキツく入りすぎて(強く挟み込むようなかたちになって)タイヤが動かない……という状態になっていたもよう。よって、少しだけ(ハトメ部分に、ほんの少し隙間ができるくらい)タイヤを緩めてみたところ……


動いた!


走った!


_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> スーパーアタックランディング〜! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄



そして最後、「バットモービル」ならぬ『BAT FANG』も組み立て終えたのだが、

やはりまたも締め付けがキツすぎたのか走らなかった。

失敗から学べよ


──てな感じで、結論から言うと、「さすがに本家・田宮模型のミニ四駆に比べると相当に作りがチャチいので、あるていど “ゆとり” や “遊び” を考えながら組み立てた方が良い」てな感じか。さもないと動かないから。



・330円で “ミニ四駆気分” が味わえるのは安い

ちなみに今現在、タミヤのミニ四駆は様々なシリーズがあるものの、最安で「990円(税込)」。だいたい1000円以上、多くのマシンが1320円ほどしているなか、330円で “ミニ四駆気分” が味わえるのは安いと思う。


なお、パッケージには


※専用コースによっては、使用メーカーを制限している場合があります。遊ぶ場合は、店舗に確認してから遊んでください」と書かれている。秩序を乱さぬよう、そのあたりは守っていこう。


しかしながら、あえて「メーカー無差別級」のレースにて、ありったけの改造を施したこのダイソーミニ四駆が爆走している光景を見てみたいと思ったりもする。

今売っているかわからないが、それこそ「ハイパーダッシュモーター」をマシンに入れて。


執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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