「事故が起こってからでは遅い」「危険すぎる」 電話ボックスでガチ殴り合い…皇治主催イベントに心配続々

J-CASTニュース

   RIZINファイターの皇治が主催する格闘技イベント「NARIAGARI」に、SNSで心配の声が寄せられている。

   2023年1月10日にオーディションの模様が公開され、選手は電話ボックスの中で戦いを繰り広げた。


  • 会見に臨む皇治(プレスリリースより)

「素人がやったら加減わからないしもっと危ない」

   「NARIAGARI」は2023年2月5日に第一回大会が開催される。大会を独占無料配信するニュースアプリ「スマートニュース」によれば、皇治が「格闘技界への恩返し」として主催し、アマチュア格闘選手を対象とする。応募者は1000人以上いたと公表している。

   皇治は1月9日、檻のような狭い空間で選手が殴り合う写真をツイートした。「NARIAGARI BOX」と名付け、「海外で電話ボックスの中で殴りあいしとるのをオモロイなと思ってパクった」と説明している。リングを狭小にした意図は「素人の奴らは広いリングで魅せる技術も体力もない。せやから、このNARIAGARI BOXで根性魅せてリングまで成り上がったらええ。格闘技のリングはそんなに甘まない」(原文ママ)という。

   10日には大会インスタグラムで、実際に戦うオーディションの様子が動画で公開された。ほぼゼロ距離で顔面を殴り合い、ヘッドギアは装着していなかった。

   格闘技ファンからは、安全面を懸念する声が少なくない。格闘家の平本蓮は「これ普通にプロがやっても危ないし素人がやったら加減わからないしもっと危ないと思うんだけど。失神してる状態で数発殴られたら普通に死ぬ人だっているし危険すぎる」とツイッターで問題視する。

   元総合格闘家のジョビン(松本晃市郎)は「俺もこれはかなり危ないと思う。まず、どういう奴がなんのためにリングではなく箱の中で闘うのか理解出来んし。事故が起こってからでは遅い。反対」と危険性を指摘した。

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