前回に引き続き、大の蕎麦好きとして知られるロックバンド「DEEN」のボーカル池森秀一氏がプロデュースした干し蕎麦シリーズを実食していきたい。
今回の商品もまた、おびなたとのコラボ商品であるが、前回が二八だったのに対し、今回は……『信州戸隠 池森そば 幸せの十割』！
注目すべきはその価格。税込594円で内容量200g、つまり1人前297円というのは、当連載「1人前の価格ランキング第3位」の高額商品。
ちなみに「1人前の価格ランキング」の第1位は『島田製粉 深大寺そば 東京』の1食324円で、2位は『イチカラ畑（山本食品） 魚沼産 全粒そば粉100％ 十割そば』の313円。
これまで回を重ねてきた私としては、体感的に「高価格帯＝美味いことが多い」といった印象があるが、今回の蕎麦は、はたして……？
デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……
6分半ゆでて……
……って……
なんかすごいことになってる……！
……で、完成。
して、そのお味は──
これはうまい！ 文句なし。蕎麦の味がハンパない。このボソボソとした感じ……完っ全に「蕎麦」である。蕎麦の香り、蕎麦の味、いわゆる「蕎麦」を味わいたいならこれを選べば間違いない。
「家そば」か「外そば」かなら圧倒的に外。“こだわりの店主が作る蕎麦” みたいな印象の蕎麦。麺は細めの、味は濃いめ。それがまた “こだわり店主の蕎麦感” を強くしている気がする。
また、蕎麦の味だけではなく、蕎麦湯もスゴイ。こんなにも濃い蕎麦湯が出たのは久々、もしくは初めてかもしれない。膜張ってるし！ 蕎麦湯好きも要チェック。
とにかく、まさしく「幸せになる十割」だ。その名に偽りなし。予想以上に “記憶に残る蕎麦” だった。ごちそうさまでした。
執筆：GO羽鳥
Photo：RocketNews24