春すぎから作業開始した「100万円の古民家」の再生プロジェクトも、ついに今年最後の作業をするときがやってきた。どんな状態になったのかはビフォーアフター記事を参照してもらうとして、最後の作業とは──
木のゴミ(木くず)の片付け
である。そう、物置小屋などを壊しては、出た木のゴミをデカい袋(トンパック)に詰め込み、トラックに乗せて(有)豊美園さんの敷地内に置かせてもらっていたのだが、それらをすべて処分する時がやってきたのだ。
・金のかかるゴミ
以前、解体中に出た「鉄」のゴミを売りに行ったらけっこうな額になったとの記事を公開したが、「木くず」は売れるどころか処分費がかかるゴミ。そんな木くずが、1トン入る袋(トンパック)で20袋以上あるのだ。
事前の予想では「20万くらいはかかるかも……」とのことで顔面蒼白になっていたのだが、いざトラック(3トントラック / ダンプ)に乗せてみたら、意外と詰め込むことができて、合計3台分でイケることが判明。
そしてやってきたのが、埼玉県にある通称「木村建材リサイクルセンター」。ここは、エリア最大級の敷地面積と設備によって産業廃棄物を分類・破砕・異物除去・再生処理により製品化している再生工場。
まずは申し込み用紙に記入をして……
台貫(だいかん)と呼ばれる軽量機にトラックを乗せ総重量をはかる。
その後、木くずの処理場に向かい……
木くずをおろして、
ふたたび台貫に乗って「荷物抜きの重量」をはかり、荷物ありの総重量と差し引きした重さ(正味)に金額がかかるという寸法だ。
3トントラック2台ぶんの木くずを処理したあと、
いちど(有)豊美園さんの敷地に戻って、ふたたびトラックの荷台に木くずを乗せる。
これがシーズン1最後の作業だと思うと感慨深いものがある。
そして再び「木村建材リサイクルセンター」に行って、最後の木くずを処分した。
あとは会計をするのみ。
はたしていくらかかるのか?
その金額は……
_人人人人人人人人人人_
> 合計3万9330円! <
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思ったよりも安く処分できて本当にヨカッタ〜!
これにて、「100万円の古民家」のシーズン1『物置小屋を片付けろ』編は完全終了となる。テゴワシ小川さん、IMAZUさん、アニさん、そしてそのほかのホービエン軍団のみなさま、本当にありがとうございました! 青春の夏だったなぁ……。
ちなみに古民家のあるエリアは、冬になるとほぼ必ず雪が降るらしい。倒壊した物置小屋も、過去の大雪が原因で倒れてしまったと聞いている。
なので冬の間の作業は危険かつキツそうなので、次の作業はまた暖かくなってから。連載再開は春ごろの予定。それまでしばらく……古民家よ、さらばじゃ!
参考リンク:有限会社豊美園(ホービエン)、木村建材工業株式会社
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24