サッカー元日本代表の本田圭佑選手が、2022年12月8日のYouTube配信で、ワールドカップ(W杯)カタール大会で10番を背負った南野拓実選手について言及した。
南野選手は、決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦のPK戦で、1番手のキッカーに名乗り出るも、ゴール右下を狙ったキックは相手GKに阻まれた。このPK戦は1-3で敗れ、日本代表は悲願の8強入りを逃した。
試合後には、ピッチで泣き崩れる南野選手の姿が中継に映し出されていた。
「4年間毎日死に物狂いでトレーニングできるでしょ」
視聴者からの「人生において辛いことを乗り越えるメンタル法は?」という旨の質問に、本田選手は「難しいなぁ…」と思考をめぐらせた上で、「辛い人はネガティブなんですよね」と切り出す。
自身ももちろん辛いときがあるが、「それが価値だと思ってるんで。辛い経験をしているということが価値っていう風に思えるってことです」とし、
「僕は悪いものだと思わないから。失敗とかその状況をポジティブに考えてほしいですよね」
と次に活かすための貴重な経験だと捉えることを勧める。
ここでスタッフから「じゃあ本田選手が南野選手の立場だったら、あれすらもポジティブに出来るってことですか?」と質問が飛んだ。
本田選手はスタッフからの質問に、「そりゃそうでしょ」と即答。「あんな悔しい思いをしたら、4年間毎日死に物狂いでトレーニングできるでしょ」とし、4年後31歳になる南野選手に対して「頑張ってほしいですね」とエールを送っていた。